小さな日常から 佐々木道子詩集

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 1977年9月、VAN書房から刊行された佐々木道子の第2詩集。VANシリーズ41。表紙カットは梶谷修弘。刊行時の著者の住所は松江市

 

目次

  • 八雲立つ風土記の丘
  • 山すみれ
  • 団地
  • 訃報
  • 葬列
  • この坂を
  • コーンお菓子
  • ゴミ収集車
  • すすき
  • 別れ
  • やもり
  • 風邪でねていると
  • 一日の終わりに

”詩集・小さな日常から” 伴勇
これからも 佐々木道子


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アナキズムとエスペラント 山鹿泰治・人とその生涯 向井孝

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 1980年3月、JCA出版から刊行された向井孝(1920~2003)による山鹿泰治の評伝。

 

目次

一 はじめに

二 エスペラントとの出合い(一九〇七~一一)

  • 生い立ち
  • 草創期の日本エスペラント運動 
  • 有楽社時代 
  • 築地活版に入る
  • 日本で最初の外人とのエス会話 
  • 相坂佶との奇縁

三 アナキズムとの出合い(一九一一~一三)

  • 大杉との密会 
  • キリストとの訣れ
  • 印刷工原田新太郎
  • 要視察人と なる
  • 電気工になって大連へ
  • 満鉄大連発電所

四 中国のアナキズム運動(一九一三~一四)

  • はじめての上海行
  • 民声社の秘密印刷所 
  • 中国のアナキズム運動 
  • 師復の生涯 
  • 師復以後の中国

五 大杉を助けて(一九一四~一七)

  • 近代思想の集まり 
  • 月刊平民新聞の苦闘 
  • 発禁号を撒く最
  • 初の秘密出版 
  • 短刀とピストル 
  • その頃のエスペラント運動 
  • 北一輝宅への居候
  • 行刑事の仲人で結婚
  • 葉山事件と山鹿
  • 兄たちの死
  • 京都の米騒動

六 二度の上海行(一九二二~二三)

  • 二度目の秘密出版 
  • 禁固三年
  • 獄中余聞 
  • 山科の隠れ家 
  • 二回目の渡支
  • AFと大同党
  • 三回目の渡支
  • 北京無政府主義者連盟 
  • 上海での旅券入手工作

七 関東大震災前後(一九二三~二四)

  • 総同盟事務所襲撃 
  • 大杉虐殺と海外通信 
  • 骨箱とピストル 
  • 第四次労働運動の頃
  • 泰山鳴動ブリキ罐の中味

八 闘いの日々(一九二四~二七)

  • AFLのスカップ
  • 第六回メーデー副司会者 
  • マラテスタの軟禁 
  • 日=エス=支=英会話と辞書 
  • 高橋光吉の渡支
  • 命名山鹿大次郎 
  • 黒連と白連 
  • 第五次労働運動での仕事 
  • 汎太平洋労働組合会議での紛議 
  • サッコ=バンゼッチ救援のために 
  • 第四回目の上海行 
  • 国立上海江湾大学 
  • 国際工団主義のために
  • 脱走兵赤川啓来

九 小金井時代(一九二七~三九)

  • 小金井の家 
  • 紀北長島の生産学園 
  • バーテンダーになる
  • チブスと幻想
  • SATとTLES 
  • ランティの来日
  • スペイン革命
  • 世界語『老子』 
  • 南国への脱出

一〇 台湾とフィリッピン(一九三九~四五)

 

思い出 山鹿みか

父のこと 瀬川アイノ
おわりに 向井孝
<付>山鹿泰治年譜


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しろいまち 前田敦子詩集

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 1976年9月、VAN書房から刊行された前田敦子(1956~)の第1詩集。VANシリーズ21。著者は大阪市生まれ、刊行時の住所は大東市

 

目次

  • 落陽
  • あやとり糸
  • ひととき
  • 崩壊過程
  • 夕景の構内
  • 距離
  • 生きざま
  • 解放感
  • 糸1
  • 糸2
  • 糸3
  • たけとんぼ
  • 寒椿
  • しろいまち(一)
  • しろいまち(二)
  • しろいまち(三)
  • しろいまち(四)
  • しろいまち(五)
  • 嵯峨野
  • 紅い花

あとがき


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武者修行世界を行く 早川雪洲

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 1959年4月、実業之日本社から刊行された早川雪洲(1886~1973)のエッセイ集。表紙カバーは稲村直明。


目次

  • アメリカ上陸第一歩 
  • 映画界へ 
  • 結婚恐喝と出迎えゴロ 
  • ハリウッド秘話 
  • イタリヤ料理の陥穴 
  • 〝金掘り女〟の国 
  • 艦隊狩出しの大ロケーション 
  • イギリス皇帝の指名劇 
  • モンテカルロで百万ドルすった話 
  • フランス青年との決闘始末記 
  • 野口英世になぐさめられた話 
  • パリで迎えた第二次大戦 
  • ハイヒールをはいた天女 
  • 演劇と禅 
  • 美しくない婦人のために話した話 
  • チャンスは必ず一度は来る 
  • 細胞的恋愛論 
  • 〝戦場にかける橋〟余話 
  • 美人談義 
  • お国めぐり文化論 
  • 日本美人は損 
  • シュミーズにものいわすパリ娘 
  • トルコ娘の腹踊り 
  • 女にモテる技術 
  • 環境がつくるお国柄 
  • 貞操観さまざま 
  • 嫉妬には六色ある 
  • 案外お堅いアメリカ娘 
  • 芸道は武道に通ず 
  • 闘牛に学ぶもの 
  • 心波の偉大さ 
  • 私の演技観 


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後悔先に立つ 田中民蔵小説集

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 1966年12月、竹頭社から刊行された田中民蔵の遺稿集。編者は田中豊

 

 父は晩年になり学生時代より長年親んできた俳句作りに精を出していたばかりか、青春時代若いエネルギーを注ぎ込んでいた小説を整理、一冊の小説集にまとめ上げる事を何よりの楽ーとし、また宿願ともしておりましたので、その原稿も当時の雑誌「文章世界」「黒耀」あるい「独立樹」等から抜粋し、既に転記も終って、あとは印刷するだけというところで、本当に雨様に逝って了いました。
 明治末期、父は田山花袋前田晁中村武羅夫、水守亀之助諸氏等と盛んに文章活動を続け田山花袋氏の主宰する雑誌「文章世界」に投稿、あるいは「独立樹」という個人雑誌を発行す等、文筆を業とする事にかなりの自信を持っていたようで後年「現代のように文章さえ書けばれて行く時代に生きて見たかった」と口癖のように言っておりました。
 大正四年十月、「文章世界」に発表した、「後悔先に立つ」という一篇は、父自身満足の出来。快心の作品であり、また田山花袋氏に認められた傑作の一つとして、特に此の小説集の標題にる事をかなり前から決めていたようです。
 すでに出版した二つの俳句集「喫々集」と「松の瘤」は長い間の俳句生活の集積とすれば、此の「後悔先に立つ」は短い期間ではあったけれど、父自身の人生の最も気力充実していたもののあらわれかと思います。
(「あとがき/田中豊」より)

 

目次

  • 遺言の執行者
  • 土葬と火葬
  • サンドウイッチの皮
  • 賭場の逃れ
  • ある盗み
  • 高砂
  • 死児
  • 後悔先に立つ

著者略歴
あとがき 田中豊


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詩集4人

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 1963年、手套社から刊行されたアンソロジー詩集。編集責任は永田義夫、佐藤経雄、平林平八郎、小林しゅう。

 

 戦后の廃墟のなかで詩誌,手套"に集まった5人はひとりを失って4人になった。
そして、心だけをつないで十五年の才月を過ごしてきた。
 たまたま一堂に会した4人が、いままでうたい、つぶやいて来た骨を拾い集めることを思いついた。
 骨はしらじらしい。ばらばらの骨は正確に過去を語ってくれない。 つなぎ合わせた骨は人間の姿に復元しない。 けれども私たち4人はこれでいゝのだとうなずき合っている。 次に発行する”続、4人”、でこの骨に肉付けするつもりだ。奇怪な生きものでもよい。土の上をのっしのっしと歩かせてみたい。
(「あとがき/永田義夫」より)

 

目次

・佐藤経雄

  • 築地小劇場 
  • 廻転椅子 
  • 青春挽歌
  • 少年 
  • 渇きの底で
  •  友情
  •  傷口
  •  寝言

・平林平八郎

  • 恋人ニッイテ
  • 生活
  • 宝島探杭
  • 地球の涯てから汽車が出る
  • 友に 
  • 颱風 
  • 灰色地带 
  • おたずね者
  • 起重機 
  • いっぽんの木
  • 家宝

・小林しゅう

・永田義夫

  • 夜のうた
  • 流離の岸辺
  • 虹のメルヘンランド
  • 青蛇について  
  • 春月 
  • 秋ハナゼ
  • かなしき都 
  • けだものの夜
  • 都会の深海 
  • 都会の妖術 

あとがき 


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