2017-07-07から1日間の記事一覧

樹の夢 笠間由紀子詩集

1987年5月、思潮社から刊行された笠間由紀子の第1詩集。第3回ラ・メール新人賞受賞。 私にとって詩は、私自身とその外側を、再び「見よう」と意識することだと思う。虫めがねを片手に、今日も、複雑な巻き貝や青い星のつらなりを見ている。(「あとがき」よ…

魔の満月 紙田彰

1977年9月、書肆山田から刊行された紙田彰の第2詩集。 目次 河図洛書 見見録 楽天地 貝殻伝説 恋の衍儀 魔の満月 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

大學の留守 安西冬衛詩集

1943年12月、湯川弘文社から刊行された安西冬衛の第4詩集。 目次 大學の留守 下市口にて 定六 韃靼海峽と蝶 再び韃靼海峡と蝶 堕ちた蝶 測量艦不知奈 美しき日本の冬の夜の設計 燕とアスファルト 未だ冬 約拿紀行 土匪の出る列車 赤と黒 老いた監 遊隋の城 …

喝采 水の上衣 清水哲男詩集

1974年11月、深夜叢書社から刊行された清水哲男の合本復刻詩集。 『喝采』を出したのは一九六四年二月。京大文学部の学生であった。版元は山前實治氏の主宰する文童社で、詩集名も山前氏につけていただいたと記憶している。B6判32ページという形式は、同じ文…

あなたに 1960 谷川俊太郎詩集

1960年4月、東京創元社から刊行された谷川俊太郎の第四詩集。 目次 悲しみは hymn 頼み 夕暮 沈黙 pastorale 男の地図 女に あそこ くりかえす 一月 三月 六月 七月 八月 九月 十一月 十二月 夜のジャズ 接吻 若い彼女等とポチ 昼夜 夜から朝 鳥 星 男の敵 …

永遠へと続く午後の直中 小川三郎詩集

2005年11月、思潮社から刊行された小川三郎の第一詩集。 一篇の詩の解釈は、読んだ人の数の分だけ生まれてくるものだと思います。この詩集を読んでくれた人が、その人にしか出来ない解釈を生み出してくれたなら、私はとても嬉しいのです。(「あとがき」より…

月光のプログラム 井本木綿子詩集

1986年7月、百鬼界から刊行された井本木綿子(1927~2010)の第3詩集。 装画は富士正晴と天野忠。 目次 匂い 輪廻 雪 原罪 アウトロー 魔 赤い爪皮 現象 断片 不在 薔薇 指 風化 浮く 地霊 影 風船 片隅で 蒼 二人の老人 昼 雨 駅 年輪 生命のひゞき NDLで検…

悪霊 片岡文雄詩集

1969年2月、岬書房から刊行された片岡文雄(1933~2014)の第5詩集。 目次 悪霊詩篇 ほたる抄 無言歌 母 汽車 手をふる 凧 覚書 あなたに 舟唄 昼 自画像 夏に 羇旅 夜をめぐる三章 矢車・夜をめぐる断章 旧街道・わが集落 海に行く 博物誌篇 掌 さくら 道 …

夜間飛行 吉原幸子詩集

1978年5月、思潮社から刊行された吉原幸子(1932~2002)の第7詩集。 飛行機を操縦できないから、私にとつて”夜間飛行”とは、むろん、”夢”のことである。 昼は飛べない。夜も、あまり飛べなくなつた。だが、夢のなかのある部分には、かつて踏みきつたきり、…

朝菜集 三好達治詩集

1943年6月、青磁社から刊行された三好達治(1900~1964)の第10詩集。 目次 一の歌 春の岬 乳母車 雪 甃のうへ 湖水 池にむかへる朝餉 鴉 夜 鳥語 僕は 燕 アヴェ・マリア 私と雪 郷愁 獅子 パン 二の歌 鹿 土 チューリップ 藤波 椎の蔭 鐵橋の方へ 仔羊 黎…

雨男、山男、豆をひく男 小池昌代詩集

2001年12月、新潮社から刊行された小池昌代(1959~)の第5詩集。 「日常のものを、流さないで、まっすぐに見ている。生きる希望がわいてくる詩だ」(川上弘美) 目次 Ⅰ 男たち 男たち 雨男 豆をひく男 浮浪者と猫 深い青色についての箱崎 築地 鈍いよろこび…

男の黒い服 井坂洋子詩集

1981年9月、紫陽社から刊行された井坂洋子(1949~)の第2詩集。第32回H氏賞候補。 目次 鳶 着用感 式の朝 瓶づめ アパートの水 男の黒い服 追風 撫子 眠る青空 傍らの舟 海底 色の悪い足 閉店 新けものみち 呼び声 巨人 朝の気配 記念の日 トランプ 怒張 思…

静かな場所 吉増剛造詩集

1981年4月、書肆山田から刊行された吉増剛造(1939~)の第10詩集。「教育音楽」連載文(1977年1月~1981年3月を中心に編まれた。 目次 この環のなかに 耳を澄ます 静かな場所 波だつ、邦 箱船に乗る 街が焦げる 静かな家 現場に居る女 海上交通 おとずれ 貝…

ゴリラ 山本太郎詩集

1960年11月、ユリイカから刊行された山本太郎(1925~1988)の第4詩集。挿画は辻まこと。第4回高村光太郎賞受賞。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索