2017-08-24から1日間の記事一覧

人生再建 南川潤

1942年8月、淡海堂出版から刊行された南川潤(1913~1955)の長編小説。装幀は古澤岩美(1912~2000)。 目次 急行列車 女の家 東京の風俗 感情の設計 花の蕾 飾窓 朝の心 血と肉 十二月八日 架けられた橋 女性の言葉 新しき顏 第二幕 愛情について 祝宴 男の…

文鳥 堤千代

1947年9月、東西社から刊行された堤千代(1917~1955)の小説集。装幀は村上蘭田。堤千代は1940(昭和15)年に直木賞受賞。 目次 文鳥 過去からの呼聲 兄弟 風の夜 櫻草 見合 俤 石の象 花束 雲 母と子 月夜 ハーモニカ 化粧箱 妻達 再會桃代 NDLで検索日本…

第二愛の詩集 室生犀星詩集

1919(大正8)年5月、文武堂書店から刊行された室生犀星(1889~1962)の第4詩集。装幀は恩地孝四郎(1891~1955)。画像は裸本。 目次 自分の本道 永久に ひきずり落した天國 散歩 小さい家庭 春の開始 まだ知らない友 めぐみを受くる 深い孤獨の中 若葉は…

バスハウス 石井辰彦歌集

1994年7月、書肆山田から刊行された石井辰彦の第3歌集。装幀は加藤光大郎。 目次 I横濱Ⅱタンジールのテラスで東へ東京=ソドム または新宿で夜を明かす沈默の野Ⅲバスハウス 上バリサイドの日記バスハウス 下 跋 引用作品一覧初出一覧 NDLで検索日本の古本屋…

身抜き、光る 鈴木志郎康

1985年9月、書肆山田から刊行された鈴木志郎康の短編小説集。装幀は小林清恵。 目次 他人の存在 いまだ明けやらぬ朝 夜のしるべ 日溜りの中で おいしい水 やさしい男 夜の窓枠 夕景の繋ぎ 白昼の黙劇 身抜き NDLで検索Amazonで検索本の古本屋で検索ヤフオク…

ふちなし帽 トーマス・ベルンハルト

2005年8月、柏書房から刊行されたトーマス・ベルンハルトの短篇集。翻訳は西川賢一。 目次 二人の教師 ふちなし帽 喜劇? 悲劇? ヤウレク フランス大使館員 インスブルックの商人の息子が犯した罪 大工 クルテラー イタリア人 断片 森林限界で ベルンハルト…

点火期 杉本真維子詩集

2003年9月、思潮社から刊行された杉本真維子(1973~)の第1詩集。第40回現代詩手帖賞受賞。写真は著者、カットはカンディンスキーDREISSIGより、栞解説は横木徳久。 目次 百年 朱色に熟れるランドセル 声 点火期 発色 制服とゆうひ 家 28番目の、 甘い芽 魂…

現代詩つれづれ草 清水哲男

1993年10月、新潮社から刊行された清水哲男のエッセイ集。挿画は小島武。 この本は、世間によくある詩の入門書でもなければ鑑賞の手引きでもない。 私がこの本で言いたかったのは、いまどきの詩(現代詩)はとても面白いということ、「ね、ウソじゃないでし…