2017-08-28から1日間の記事一覧

斜陽日記 太田静子

1948年10月、石狩書房から刊行された太田静子(1913~1982)の日記(太宰治「斜陽」原作)。装幀は花森安治(1911~1978)。 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

詩の言葉・詩の時代 三木卓

1971年5月、晶文社から刊行された三木卓(1935~)の第エッセイ集。表紙写真は東松照明(1930~2012)「アスファルト」(1961)。 これはわたしの初めてのエッセー集だ。正直いってこんな本を作れることになるとはあまり考えていなかった。なにしろ、そのと…

衰耄する女詩人の日々 財部鳥子詩集

2006年11月、書肆山田から刊行された財部鳥子(1933~)の第10詩集。装幀は亜令。 中国のある詩人の随想集のなかに「日漸衰老的女詩人」というタイトルがあって、これは外国小説の中の人物のことらしいが、「日々老衰する女詩人」という言葉は私にとても魅力…

無音 丸本明子詩集

2000年6月、編集工房ノアから刊行された丸本明子(1929~)の第11詩集。装幀は納健。 第23回の、「A会」の案内状がとどく。 この二年半の問、心臓病で療養をしている主人は欠席の返信を出す。 学徒出陣で招集されて、終戦と同時にソ連へ抑留されて強制労働の…

船とその歌 安藤元雄詩集

1972年3月、思潮社から刊行された安藤元雄(1934~)の第2詩集。銅版口絵は駒井哲郎(1920~1976)、割付装本は入沢康夫(1931~)。 目次 船と その歌 煤 からす 森 銀杏 雨が降る 薄暮 顔 戸棚 樹 無言歌 帰郷 腕 魚を眠らせるための七節の歌・竝に反歌 お…

アトランティスは水くさい! 平田俊子詩集

1987年10月、書肆山田から刊行された平田俊子(1955~)の第2詩集。装画は高岸昇(1934~2000)。 ファーストキスは15の時でした。相手は同じクラスのK君です。その夜の交換日記に、K君はこう書いています。「どう書いたらいいんだろう。こんなときうまく書…