2018-04-06から1日間の記事一覧

まぼろし戸 黒部節子詩集

1986年12月、花神社から刊行された黒部節子(1932~2004)の第5詩集。編集は黒部晃一と小柳玲子、装幀は黒部晃一。日本詩人クラブ賞受賞作品。第5回現代詩花椿賞候補作品。 目次 空には 電車で走っていると 夢のエスキス おとといもきのうも 水 心臓のように…

一国一畳ぼろ家の主 埴原一亟

1977年5月、栄光出版社から刊行された埴原一亟の短篇集。 まえに出した「埴原一創作集」はほとんどが戦前の作品ばかりを集めましたので、この”一畳ぼろ家の主”には戦後に発表した三十数篇の作品のなかから十一篇をえらんで収録しました。作品のよしあしと言…

東京湾の風 埴原一亟

1981年4月、栄光出版社から刊行された埴原一亟(1907~1979)の長篇小説。 亡夫植原一誠の戦後の作品集は、「植原一家創作集」(文芸復興叢書・昭和四三年)、「人間地図」(創思社版・昭和四四年)、「一国一畳ぼろ家の主」(栄光出版社版・昭和五二年)を数えま…

最後の客 大谷藤子

1968年11月、広済堂出版から刊行された大谷藤子の短編小説集。装幀は江藤隆介。 目次 最後の客 急死 巷で 刺草 さち子のこと 薤露の草 毒だみ 釣瓶の音 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

貧しい町 穂積生萩歌集

1956年3月、白玉書房から刊行された穂積生萩(1926~)の第1歌集。穂積は釋迢空の女弟子。装幀は鈴木文子。 『あとがき』だけは,どうしても読んで頂きたい気がする。感じかたの確かな,おそろしく我(が)が豊かで強い,一人の人間を訴へ出してゐる。歌と無縁な…

壺 南江治郎詩集

1963年6月、東北書院から刊行された南江治郎(1902~1982)の第2詩集。 目次 古調三篇 唐の詩にならいて 虹たちて・ 白樺譜 壺 クローバの灰皿 イサム・ノグチ 旅人 壺 或日本の風景 美紗子抄 海 五月のうた 薊 風よ匂ひよ音よ火よ 花粉のついたあなたの 或…

火焔太鼓 岡崎清一郎詩集

1974年10月、沖積舎から刊行された岡崎清一郎(1900~1986)の詩集。 目次 悲心の本(序曲) 軒 火焔太鼓 梨の花 しんだたましい 鳥 天下無敵ではない 鳥の心霊 統·銀彩炎上誌 雷の屋敷 伊豆 気味のわるい借老同穴 隠者 さびしい歌 幻の生活 夕ぐれ 町のなか …