2018-05-10から1日間の記事一覧

改訳アウステルリッツ W・G・ゼーバルト

2012年7月、白水社から刊行されたW・G・ゼーバルト(1944~2001)の長篇小説。翻訳は鈴木仁子。2003年版の改訳。「ゼーバルト・コレクション」第6巻。 書評等読書メーターキリキリソテーにうってつけの日DOUBLe HoURepiの十年千冊。ゼーバルトのたくらみ(ca…

闇の扉 上田周二

1957年9月、私家版として刊行された上田周二(1926~2011)の短篇集。1988年、沖積舎から復刊されている。序文は西脇順三郎。 これらの小説を読んだ人達はこの作者が自殺する前に書いたのかも知れないと思うかも知れない。それ程この短篇の世界は地上の人間…

あさくさの子供 長谷健

1940年1月、改造社から刊行された長谷健(1904~1957)の長篇小説。第9回芥川賞受賞作品。装幀は林鶴雄。 目次 星子の章 桂太の章 律子と欽彌の章 関連リンク 芥川賞受賞作品を読む日々NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

詩について 庄司直人詩集

1960年11月、文芸東北新社から刊行された庄司直人(1921~1999)の長篇詩集。 「詩とは何か」ということは、詩を書きはじめて以来二十年いつも内部から問いかけられていることである。生活感情がそのような設問にまつわられているならばしたがって「詩とは何…