2018-10-17から1日間の記事一覧

彷徨の方向 日高てる

1975年9月、昭森社から刊行された日高てるの評論集。装幀は河野芳夫。 日常的現実が破壊されて、その彼方にある虚無が形や音や言葉となってリアルに姿をあらわすとき、虚と実とのあいだの緊張に満ちた転換をつらぬいて、めくるめく恍惚にも似た戦慄が走る。…

運命の人 島木健作

1941年9月、新潮社から刊行された島木健作(1903~1945)の長編小説。 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

烟れる田園 前田夕暮

1925年6月、アルスから刊行された前田夕暮の第2詩文集。装幀は恩地孝四郎。画像は裸本。 目次 春 蕗の薹 若布賣 人形遣 蓬圑子 自然の姿 村祭 オルガン 麥ふみ 畦とび 鞠 鰻釣り 椿の花 漆掻きの老爺 春 月夜 種紙の青む頃 田螺 野燒の夜 蜂 地蟲 村醫 春の…

世界の涯――幻の鳥たちを求めて――蜂須賀正氏博物随想

2015年3月、武江我刊我書房から刊行された蜂須賀正氏の随想集。校訂は善渡爾宗衛と小野塚力、挿絵は玉川重機。 目次 ドド 一、平和と幸福の島――マスカリン群島―― 二、変貌する夢の国 三、南国綺譚 四、ルガの探検 五、ドドの研究 六、ドドを追って モア(恐…

絶滅鳥ドードーを追い求めた男――空飛ぶ侯爵、蜂須賀正氏1903-53 村上紀史郎

2016年8月、藤原書店から刊行された村上紀史郎(1947~)による蜂須賀正氏(1903~1953)の評伝。 蜂須賀正氏とはどういう人物だったのか。まず、第一にいえるのは、当時の日本には珍しいスケールの大きな世界的な鳥類学者であったことだ。彼が終生追い求め…

世界一の珍しい鳥――破格の人<ハチスカマサウジ>博物随想集 蜂須賀正氏

2017年7月、原書房から刊行された蜂須賀正氏の随想集。編者・校訂は杉山淳。ブックデザインは小沼宏之。協力は蜂須賀正子と蜂須賀昭隆。入力・校正は片倉直弥と篠原亮。編集協力は善渡爾宗衛。 目次 解説 川端裕人 蜂須賀正氏とドードーの行方 第一部 世界の…