2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

頭脳の塔 吉増剛造詩集

1971年1月、青地社から刊行された吉増剛造の詩集。装幀は長尾信。 目次 視線 花束 頭脳の塔 貝殻追放 写真のための挑発断章 渚にて 焔の恋人 歌の黄金の構造 古代天文台 魔の一千行 死の山 航海日誌'69~'70 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオ…

表札など 石垣りん

1968年12月、思潮社から刊行された石垣りんの第2詩集。装幀は吉岡実。第19回H氏賞受賞作品。 伊豆の五郎は私と同じ年のはとこ。四十を越して、遠くたずねてゆくとムスメが三人顔をそろえる。ひとり者だからと言って、私が何もこしらえないのは申しわけない。…

朝の骨 友川かずき詩集

1982年8月、無名舎出版から刊行された友川かずき(1950~)の第2詩集。 目次 朝の骨 二十九、夏、雨 ある自画像 期待 船だ 冬 おとうと 死源 季節はいつだって冬に向かっている 子等へ 嵐の夜 借金 鉈と砥石 月が昇る 男 他人の確立 彼が居た――たこ八郎に捧…

あまのがわ 山本純子詩集

2004年3月、花神社から刊行された山本純子の第2詩集。装画はルイコ。第55回H氏賞受賞作品。 目次 バス停 道 座席 星から来た人 ふと 烏瓜 よのなか あまのがわ 品書き おんなどうし ちょっといまは 風船 牧場にて 藤の花 湖面 夜中に 新大阪駅 何となく 青梅…

バラと鐘楼 会田千衣子

1982年9月、大和美術印刷出版部から刊行された会田千衣子の詩文集。挿画はガーベル・レホーヴィッチ。 目次 Ⅰパリの片隅で パリの売春婦たち 「女と一角獣」のゴブラン織り トレドへの旅 無名であること 静物 セザンヌの静物 静物 詩篇 波止場にて 静物 ガラ…

詩に降り注ぐもの 往復書簡1991―1996 柴田三吉 草野信子

1997年5月、ジャンクション・ハーベストから刊行された柴田三吉と草野信子の往復書簡集。 目次 森 柴田三吉 死ぬにはいい日だ ソウルの風 名を記す アンティ・ポリス 故郷 冬に咲く花 闇 人の地層 ムンクの夕焼け 詩に降り注ぐもの 千鳥ヶ淵で ブレた写真 ア…

豊穣の女神の息子 山本純子詩集

2000年3月、花神社から刊行された山本純子の第1詩集。装画は増田裕。 目次 星の王子さまの視線 船出前のクルーの会話 ファンタジーを演じる リハーサル風景 咳がとまらない女王の話 日誌のなかのメニュー 教室のなかの静物たち 豊穣の女神の息子 ハロウィン …

鬼ゆり 泉名月

1975年9月、學藝書林から刊行された泉名月(1933~2008)の短編小説集。装幀は田辺輝男。ロマン叢書5。泉名月は泉斜汀の娘で泉鏡花の姪。 目次 幻想譚 鬼ゆり あおい繭 貝がらと少女 涙のつゆ 豆人形とお嬢さん 花ころび 夢小話 奪魂鬼 雷神のすし 石鹸の夢 …

冬 ふみわけて 井上輝夫詩集

2005年7月、ミッドナイト・プレスから刊行された井上輝夫(1940~2015)の第4詩集。装幀は宇佐美圭司。 詩を作るとはどういうことなのだろう。答らしきことは「詩と『ある』ことと」のなかで述べたように考えてはみたものの、逃げて去る詩の神をしかと掴めな…

西游記 財部鳥子詩集

1984年7月、思潮社から刊行された財部鳥子の第6詩集。 目次 写真 犬のにおい 小娘 荒ぶる海 スーブニール Free dom すぐに沈む紙の舟 救い主 死にゆく弟に・その夜の景色 南の性質 カタチについて 半月 シャカ頭 検死 百年 ジャール草の土地 神憑き 透明湖 …

『荒地』の周辺 衣更着信

1991年7月、書肆季節社から刊行された衣更着信のエッセイ集。挿画は三好豊一郎、装幀は政田岑生。 目次 水泳のこと 木の実・草の実 風船丸の思い出 塩之江と道後 いぬふぐりと老教師 詩人の風土 戦中詩人論『兵士の詩』を書いた桑島字二についての二、三の注…

すべての子供たちに ボリス・ヴィアン詩集

1994年6月、マガジンハウスから刊行されたボリス・ヴィアンの詩集。装画はミッシェル・グランジェ、翻訳は水瀧達治。 目次 人生は歯のようなもの 経験 ワット通り 狂ったワルツ 死よ、君は何と辛抱が足りないことか 僕のベッドの中で 或る哀れなる娘の美徳 …

芭蕉 清水昶詩集

1997年1月、砂子屋書房から刊行された清水昶の詩集。装画は支倉隆子、装本は倉本修。 目次 長州草稿 深夜ビールを飲みながら 平成遙かなり 春雷 菊の笛 サリンのように 神の初夜 談話室にて あるいは不如帰 灰 雁渡し そして人類の秋 芭蕉 あとがき NDLで検…

現代詩人 村椿四朗

1993年4月、翰林書房から刊行された村椿四朗の評論集。 目次 民衆の《恨(ハン)》をうたった詩人―金芝河と井上英明の肉声― 現代詩における思想―高橋秀一郎の営為― 言葉の狩人―未来を夢見る國峰照子― 旅人伝説―川島完の共同体幻想― 都市を描き忘れた画家―迷…

飯と汁 川口松太郎

1961年2月、講談社から刊行された川口松太郎の自伝小説。題字は直木久蓉、装幀は岩田専太郎。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

君帰 中村えつこ詩集

1985年5月、書肆山田から刊行された中村えつこの第1詩集。装画は星野勝成。附録栞は北村太郎「中村えつこ詩集のために」。 目次 君帰 たけがき島 逃げる水 死んだ男 密約 かどの水 遊楽 他界 正午のしっぽ 花下遊楽図 聖マリアンナ病院 やわらかな石 転生 ND…

私の知らない歌 大木潤子詩集

2018年6月、思潮社から刊行された大木潤子の第4詩集。第69回H氏賞候補作品、第10回鮎川信夫賞候補作品。 目次 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ NDLで検索Amazonで検索

フォトン 藤原安紀子詩集

2007年10月、思潮社から刊行された藤原安紀子(1974~)の第2詩集。装幀は芦澤泰偉。「新しい詩人」10。第58回H氏賞候補作品。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

そらいろくさむら 山下昇平/遠野美奈子

2016年8月、書肆盛林堂から刊行された山下昇平と遠野美奈子の詩画集。 NDLで検索Amazonで検索

有性無生殖 大木潤子詩集

2002年7月、思潮社から刊行された大木潤子の第2詩集。写真は林明彦、装幀は間村俊一。 目次 毛ちぎってもいい・・・ そしてわたしの亀頭のさき・・・ 白ーくってふううーっくらッしたあんまんみたいなムネ!・・・ いや、何っつーのかなーその、・・・ とくに…

魚たち・犬たち・少女たち 吉原幸子詩集

1975年12月、サンリオから刊行された吉原幸子の第5詩集。装画・装幀は司修。 ここ十年ほどの間に新聞や雑誌の求めに応じて書いたものを中心にして、この集を編んだ。 眉をひそめ、髪の毛をかきむしって「オンディーヌ」「昼顔」「夢あるひは……」などに収めた…

シャーロック・ホームズという名のお店 岡本勝人詩集

1990年11月、思潮社から刊行された岡本勝人の詩集。装幀は芦澤泰偉。附録栞は北村太郎による解説。 目次 紫陽花 恋歌 夕星(ゆうづつ) ウィーン 青空とつばめ 少女 同時代のアフリカ 文鳥 合歓木(ねむのき) 風景 盆帰り 風鈴の音 来竹桃(きょうちくとう…

酸素31 支倉隆子詩集

1994年6月、思潮社から刊行された支倉隆子の詩集。表紙絵はカルロ・カッラ。第19回地球賞受賞作品。 この頃は少なくなったがシンナー遊びをする少年少女について聞くたびにわたしはシンナーのまずさを知っているので(染色の過程でよくこれを使う)どうして彼…

エミリー・ディッキンソン 世に与えた彼女の手紙  ポリー・ロングワース

1968年10月、東京メディカル・センターから刊行されたポリー・ロングワースによるエミリー・ディキンソンの評伝。翻訳は村岡花子。 目次 巻頭詩(エミリー・ディッキンソン)原著者序文 第一章 第二章 第三章 第四章 第五章 第六章 第七章 訳者あとがき参考…

風土記 山佐木進詩集

2005年3月、草原舎から刊行された山佐木進の第3詩集。 目次 Ⅰ 風土記 祭りまで 風来考 万引考 舞い 朝のスケッチ 花見 はじまり 新年 地名考 さざれ石 八月の情念 かなしい真昼 手紙もどき 上総幻想 Ⅱ ひまわり 想い 凶花 コスモス あじさい 手袋 刀 傘 コオ…

身空x 支倉隆子詩集

2002年6月、思潮社から刊行された支倉隆子の詩集。第18回詩歌文学館賞候補作品。 目次 1・夜の草にんげんの夜から 水銀のように 2・草の背・町 虫の背から草の背へ……夜に消える 3・草の背・庭 虫の背から草の背へ……後背の青いうねりと 4・草の隣 草の隣で虫…

跳ねる記憶 福原恒雄詩集

2004年5月、ワニ・プロダクションから刊行された福原恒雄(1935~)の第7詩集。装幀はSICHI-RI。 目次 兎 八月のくろい雀 暗がりの獣身 途上で 腹 糠 オコメはどこ 雪あかり 藁童子 プラットホームで待ち合わせふう唇に 三月の歌は風にのって 剪定する男のそ…

世界の優しい無関心 倉田比羽子詩集

2005年7月、思潮社から刊行された倉田比羽子の詩集。第13回萩原朔太郎賞候補作品、第36回高見順賞候補作品、第21回詩歌文学館賞候補作品。 目次 (「私」に先立つもののために) (世界の優しい無関心) (丘の向こう) (谷間を歩いている) 孤島の孤独 付記…

詩人石川善助――そのロマンの系譜 藤一也

1981年2月、萬葉堂出版から刊行された藤一也による石川善助(1901~1932)の評伝。 石川善助は、その生涯が不遇であったように、詩人としてもまた不遇な位置に置かれている。 昭和初期ロマンチシズムの中で、彼が残した一巻の詩集『亜寒帯』は、その当時の時…

わたくしたちの列車 高平よしあき詩集

2016年1月、思潮社から刊行された高平よしあきの詩集。装幀は尾関裕隆。 目次 あやしい季節 陽だまり 春がきたらしい一 春がきたらしい二 四月 菜の花 五月晴れ 予感の梅雨 とび散った八月 秋の夜長 死体置場 薄日 再生工房 ぽんかん ででん でん 手術台にて…