2018-12-23から1日間の記事一覧

放縦な夏 井本木綿子詩集

1989年7月、百鬼界から刊行された井本木綿子の詩集。装幀は宮園洋。 目次 六月 夏のスケッチ 蝙蝠 橋燃え 闇になる前 星の笑い 戸惑い 失踪 さいはて 晩夏幻想 日々平安 マーガレットのように 悪意 夏の底意 ガブリエル 曠野 街角 足袋 酒場で 夕焼けの譜 花…

洗髪祀り 栗原澪子詩集

2008年10月、北冬舎から刊行された栗原澪子の詩集。装幀は大原信泉。木坂涼の母。 物心ついて私の最初に見た牛乳瓶は、細身で顔のすらりとしたものだった。口周りの左右に鉄の取っ手が付けられ、取っ手の先が瓶の蓋を咥えていた。蓋というよりそれは栓で、陶…

かげろふ 大石紗代子詩集

1957年8月、昭森社から刊行された大石紗代子の第1詩集。 目次 序 心のなやみ(イヴァン・ゴル)・堀口大学 I にちにちのみち 涙といふけれど 絵に 黴の美 埴輪 今様ドン・カルロス バー・リリエフ(貝がら) 夏の品評会 流行病院 II おちば 感傷をおさへて …