2019-03-04から1日間の記事一覧
1970年10月、日本未来派発行所から刊行された上林猷夫の第4詩集。装幀は鶴岡政男。 第三詩集「機械と女」を出してから、十四年経ってしまった。私にとって最も大事な時期なのだが、私は或る理由から、与えられた運命に忠実になろうと努めた。ひとりのビジネ…
1997年10月、彼方社から刊行された竹内敏喜(1972~)の第1詩集。 目次 翰 まっしろな紙を クリスマスの手紙 横たわる影 冬の終わりの雨に いろあげ はるの枕木 わすれ傘 樹木 ゆれ 戯れごころ 肌模様 ちぢれもの その夜 香港 午睡のほとり 秋 いっぽんの輪 …
1958年7月、原書房から刊行された山之口貘(1903~1963)の詩集。 目次 喪のある景色 世はさまざま 疊 炭 思ひ出 結婚 友引の日 夢を見る神 上り列車 彈痕 紙の上 日和 襤褸は寢てゐる 加藤淸正 鼻のある結論 士族 猫 轉居 思辨 來意 再會 座蒲團 傘 數學 僕…
1990年11月、石文館から復刊された天彦五男の第1詩集。装幀・装画は冬島大二郎。 目次 Ⅰ それからそれへ 壁にある縄 大地へ それからそれへ 戯画 雌と殺しや 愛の総勘定 火葬場の窓から 圏の中の鳥 Ⅱ 白い鴉 なだれる六月 幻覚 意色 柔軟な前奏曲 白い鴉 Ⅲ …