2019-04-17から1日間の記事一覧

探求としての詩 長田弘

1967年8月、晶文社から刊行された長田弘の第2詩論集。ブックデザインは平野甲賀。 わたしにとって、詩とはひとつの表現の形式に尽きるものではなかった。わたしは、なぜ詩を書くか、といったいわばわたしたちの生の探究ともいうほかないような必迫した往還の…

猿かもしれない 中村真紀子詩集

2000年3月、紫陽社から刊行された中村真紀子の第1詩集。装幀は板垣光弘。 目次 最後の九月に 猿かもしれない 赤いアレックス/ポートレート ハミガキ詩 ちびのレックス 赤い毛 ボール 消火栓 13cmの靴 忘れてしまった だから 風見鶏工場 運動靴 路地だった 虫…

中間点・詩集1966―1975 松田幸雄詩集

1975年11月、詩学社から刊行された松田幸雄(1927~2013)の詩集。 目次 第一部 踊り場 初春歌 プシュケ 踊り場 眼は さまざまの形が 熱帶魚 青虫 ミズスマシ トカゲ カマキリ メダカ しずかな夕 地下鉄虎の門界隈 街 わが誕生日に 永遠のまねび 詩人の庭 ベ…