2019-06-28から1日間の記事一覧

モモタロウは泣かない 永井陽子

2002年5月、ながらみ書房から刊行された永井陽子の評論・随筆集。装幀は渡辺美知子。附録栞は馬場あき子「遠い時代からの声」。 目次 Ⅰ 古典・近代短歌考 夢より夢に 式子内親王の歌の周辺 歌の行方、こころの行方 古典文学に見る歳末 おんなの歌の系譜 式子…

石の下のこおろぎ 詩人渡辺修三の世界 本多寿

1994年9月、本多企画から刊行された、本多寿による渡辺修三の解説書。詩人論・作品論。 目次 渡辺修三追懐の意義深き記念出版 伊藤桂一 初めに 渡辺家の概要 徳富兄弟と父民三郎 詩人渡辺修三の誕生 「詩と詩論」での活動・「リアン」創刊の頃 詩集『農場』…

永遠の蛇口 新延拳詩集

2008年9月、書肆山田から刊行された新延拳(1953~)の第8詩集。装画は浜田洋子、装幀は亜令。 たとえば、丈部稲麻呂(はせつかべいなまろ)という名。駿河の人。万葉集巻二十の防人に「父母が頭かき撫で幸く在れていひし言葉ぞ忘れかねつる」という歌を残し…