2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

添削教室 大西民子

1992年11月、短歌新聞社から刊行された大西民子(1924~1994)の短歌入門書。 目次 はじめに 言葉の意味を正しく 自分の言葉で 時代のなかで 病む人・みとる人 ペットを歌う 旅を歌う 電話の歌 植ゑ・据ゑ・飢ゑ 花を歌う 自動詞・他動詞・ば 歌のまとまり …

灰皿 徳田秋聲

1938年7月、砂子屋書房から刊行された徳田秋聲(1872~1943)の随筆集。 私は隨筆文學を餘り好かない。俗間の俳諧、書畫、茶の湯、造庭、盆栽、音曲、圍碁などと同列に日本人の隱微な道樂の一つに數へることも出來るとくらゐに、若い時代には思つて來たもの…

仮面のうしろ 三田洋詩集

2013年8月、思潮社から刊行された三田洋(1934~)の詩集。 一歳二か月の晩秋、兄が死んだ。ジフテリアに罹り呼吸ができず喉の穴に吸引管を差し込まれたまま。享年四歳。感染症のため、幼児をもつ母おやは病院へも行けず自宅で息を抑えるような日々を、私を…

海峡 町田志津子詩集

1980年9月、塩の会から刊行された町田志津子の第5詩集。表紙画は井上三綱、装幀は芹澤加寿子、校正は西原邦子。 目次 Ⅰ 海峡 洞 死ぬこと 秋彼岸 子持川 賽の河原・親かくし 鈴鹿 繁殖期 鈴 末黒野 はだか電球 渚 Ⅱ 十三湖 魚津埋没林 歌姫から サンナビキ山…

西の旅 徳田秋聲

1941年6月、豊國社から刊行された徳田秋聲(1872~1943)の短編集。画像は函欠本。 目次 西の旅 蒼白い月 初冬の氣分 チビの魂 或賣笑婦の話 復讐 卒業間際 清算 勝敗 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

不束もの 杉山弘子詩集

2012年5月、書肆山田から刊行された杉山弘子の詩集。装幀は亜令。 目次 迷いは 眠れないとき ことばの くぐもり mの周辺 森 待つ 油断 密かな声 時刻に会うために 花より深く 深い眠りに(疲れは…) 錐(ある絆への思考) さざ波 許される処 穴 過ぎ行けば ボク…

民話の涙 小川アンナ

1972年、富士川町いのちと生活を守る会から刊行された小川アンナの第2詩集。 目次 民話の涙 辱しめられている河 山砂利採掘現場 幽霊の森 わたしの北 鷲羽山 児島旅情 四日市磯津 菜の花畑を売った心で 鳥賊釣り舟 山陰旅情 レポート直江津 入江の耳 あのひ…

古里の雪 徳田秋聲

1947年9月、白山書房から刊行された徳田秋聲(1872~1943)の短編集。装幀は玉井敬泉。編集、解説は徳田一穂。写真は渡邊義雄。画像は裸本。秋聲文学碑建立の建設記念出版。 目次 年譜 旅日記 町の踊り場 挿話 不安のなかに 籠の小鳥 共鳴 感傷的の事 きのこ…

遍歴の海 永野昌三詩集

1985年1月、花神社から刊行された永野昌三(1940~)の第4詩集。装画は新井豊美。 最近の私は”死んでる”と思う事がある。何を見ても感動するという事がない。否、あるのかも知れぬが心の底にすとんと落ちてこないのである。私はそういう時、私自身に節目をつ…

白い愛 山下七志郎詩集

1977年8月、卯辰山文庫から刊行された山下七志郎の第1詩集。表紙装画は熊谷博人。 目次 さゝやかな首途 食道通過!! 孤愁 祝福 茅花 蛇莓幻想譚 若き燕の死 冬の背 裏磐梯高原 或る晴れた日に 平戸断想 古都竹林幻想 その色の名は 暁に白鷲は飛ぶ 陸橋で 歌 …

凋落 徳田秋聲

1924年4月、榎本書店から刊行された徳田秋聲(1872~1943)の長編小説。画像は函欠本。 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

明るい箱 朝吹亮二詩集

1994年4月、思潮社から刊行された朝吹亮二の第8詩集。装幀は稲川方人。 目次 [今年のし] [いつもし] [耽耽とあ] [「あたら] [熱のある] [背中に銀] [書物の一] [ぴりぴり] [ここはど] [ここに ] [さわさわ] [二月の静] [ヒトの ] [青いね、] [もっと精] [六…

飛天 町田志津子詩集

1972年6月、昭森社から刊行された町田志津子の第3詩集。 ここにおさめた詩は、<ざくろ>を除いては、第二詩集(一九六五年)以後の作品で、詩誌「時間」「航程」と二、三の新聞・雑誌に掲載されたものから選んだ。 Ⅰは一般的な題材、Ⅱはわたしの生活、系譜に近…

過ぎゆく日 徳田秋聲

1926年11月、改造社から刊行された徳田秋聲(1871~1943)の短編小説集。画像は函欠本。 目次 過ぎゆく日 折鞄 質物 二人の病人 子を取りに 逃げた小鳥 元の枝へ 挿話 未解決のままに NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

街 井田真木子詩集

1977年10月、無限から刊行された井田真木子の第2詩集。 川は南から北へ、あなたの内部を流れていく、時には正体不明の死骸を浮き上がらせながら。この形而上の流域に棲む”街”に、ひとはいるのだろうか。彼はA・Dだった。一九五〇年代に産まれている。それは…

不合理ゆえに吾信ず 埴谷雄高

1961年6月、現代思潮社から刊行された埴谷雄高(1910~1997)の詩篇。装幀は粟津潔。 目次 Credo,quiaabsurdum. 作者への手紙 谷川雁 遠くからの返事 埴谷雄高 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

不思議の國 ルイス・カロル

1920年3月、家庭讀物刊行會から刊行されたルイス・キャロルの長編小説。「不思議の国のアリス」。翻訳は楠山正雄。挿絵はジョン・テニエル。世界少年文学名作集第9巻。 目次 第一部 アリスの夢 一 兎の穴に落ちて 二 涙の池 三 コーカス・レースと長いお話 …

天使望見 柴田元男詩集

1953年8月、詩行動社から刊行された柴田元男の詩集。装幀は平林敏彦、題字は森道之輔、写真は宮下直之。 本書に收録した約三十篇の詩は、日本の敗戰がほゞ確定的なものとなつた一九四五年の五月から、曲りなりにも講和條約が發效になつた一九五二年末までの…

愛のかけら 由起しげ子

1964年7月、文藝春秋新社から刊行された由起しげ子(1900~1969)の長編小説。装幀は中谷貞彦。ポケット文春36。 目次 決闘 ドブに捨てろ 波の白 ある傾斜 密室の月 島の男 姉と妹 共犯者 信号無視 花のない季節 妻の限界 生と死の祭典 接点 天の火 NDLで検…

遠雷 大木實詩集

1943年12月、櫻井書店から刊行された大木實(1913~1996)の詩集。装幀は中川一政。画像は裸本。 詩集「遠雷」は前著「故鄕」につづき、私の第四詩集である。集中のなかばは私どもの「四季」を始め「新潮」「文藝」「文學界」「知性」「文藝日本」その他の雜…

木島始詩集

1953年5月、未来社から刊行された木島始(1928~2004)の第2詩集。デッサンは柳澤昌義。 目次 詩・わが年代記 起點 戰後 師よ 大學 徴候 嘔吐 虐殺 動物・鑛物・植物 牛 麥 鳩 電氣機關車 通勤人群 向日葵 主婦たち 穗高嶽 谺 霧 位置について 風とともに徒…

中学生 下村千秋

1953年2月、乾元社から刊行された下村千秋(1893~1955)の短編小説集。 目次 中学生 小說「中学生」と生活敎育の立場・下程勇吉 「中学生」を書くまでと残る問題について・著者 五平といね子 吹雪はやむ 青い花 死を思う友へ NDLで検索Amazonで検索日本の古…

五人の女 岩野泡鳴

1913年9月、春陽堂から刊行された岩野泡鳴(1873~1920)の短編集。 目次 お島と亭主 藝者になつた女 鶴子 馬鹿と女 店頭 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

吉本隆明詩集

1963年1月、思潮社から刊行された吉本隆明(1924~2012)の詩集。装幀は山下菊二。 今度、思潮社の好意によってユリイカ版、「吉本隆明詩集」を復版するに際して、ユリイカ版にあった誤植を厳密に校訂して確定的な版とすることができた。仮名遣いは制作時に…

瞬きのあいだに 町田志津子詩集

1988年6月、思潮社から刊行された町田志津子の詩集。装画は芹澤加寿子。 目次 Ⅰ 瞬きのあいだに まなざし 過ぎてゆく 五月叙情 誕生月 美術館で 手首 血液はX型 Ⅱ みずうみ はぜ ともかづき 記憶ノート ケイコ どこ? オルガン いらない? 堀之内 新宮 白い…

海と毒薬 遠藤周作

1958年4月、文藝春秋新社から刊行された遠藤周作(1923~1996)の長編小説。毎日出版文化賞、新潮社文学賞受賞作品。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

ANVALAVA 長田大生詩集

1976年4月、海溝の会から刊行された長田大生の第2詩集。 目次 スポーツ 体操 棒高とび トランポリン アーチェリー競技 ハードル競争 長距離ランナー 三段跳 スタンドポイント 都市と森との関係 民主主義の町を出よう スパーク 明るい雲の中の聖体行列 スケッ…

故郷 大木實詩集

1943年3月、櫻井書店から刊行された大木実の第3詩集。 目次 巣(一) 昭和十六年十一月 巣(二) 昭和十七年一月 巣 昭和十六年十一月 冬夜獨居 昭和十七年一月 歸途(一) 昭和十七年四月 歸途(二) 昭和十七年五月 前夜 昭和十七年四月 訣別の朝 昭和十七…

地霊遊行 相良平八郎詩集

1991年10月、書肆季節社から刊行された相良平八郎の第4詩集。写真は上條竹二郎、装幀は政田岑生。第25回詩人クラブ賞受賞作品、第10回現代詩人賞候補作品。 目次 地図 音戸 蒲刈 倉橋 木江 宮島 忠海 廣島 能美 松島 風早 川尻 浜玉 秋月 戸坂 仙崎 中津 相…

飛鳥の蝶 水木俊子詩集

1973年8月、国文社から刊行された水木俊子の第1詩集。 詩を書き始めてから十年余り、その稚い十年間の作を一度まとめては? と奨められたのを機会に、こんな風にまとめてはみましたが、まとめてみてあまりの貧しさに、今更ためらっております。 でも、このへ…