2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

水版画 峯澤典子詩集

2008年7月、ふらんす堂から刊行された峯澤典子の第1詩集。装幀は君嶋真理子。第42回小熊秀雄賞候補作品。 目次 雛流し 焚く 火送り、 形見 雛祭り 花火 古沼 空蟬 石あまり うた 春待ち 津波 ねがい 音楽 舟遊び 水しるべ 出発点 祈る 天気図 書評等 詩はど…

わびしい来歴 古木春哉

1976年6月、白河書院から刊行された古木春哉の評論集。装幀は木葉井悦子。古木は古木鐵太郎の長男。 目次 はしがき 憂悶の佐藤春夫 佐藤春夫の鼻 保守有終の文化 中谷孝雄『のどかな戦場』に寄せて 檀一雄『母の手』に因む 優しい心 「ポリタイア」に拠る わ…

大谷藤子 若草日記

1946年8月、偕成社から刊行された大谷藤子(1903~1977)による少女小説。 目次 親しき友 蚊遣(かやり)たく夕 新しいお母さま(一) 新しいお母さま(二) 美しい月影 松雄少年の身の上 少年のために 友への手紙 秋風の中のお母さま 少年のゆくえ 待ちわび…

大戦序曲 橋本治詩集

1992年6月、河出書房新社から刊行された橋本治の詩集。デザインは粟津潔。1985年1月、河出書房新社から刊行された『大戦序曲』に書き下ろし「ラブレター」と「危険なラディゲ」を文庫化にあたり追加。 目次・「大戰序曲」 「序曲」 ―第一歌― 「台所」 「恋文…

渚詩篇 清田政信詩集

1982年11月、海風社から刊行された清田政信の第4詩集。南海叢書6。装画、装幀は栗津謙太郎。 目次 Ⅰ章 相聞 硝断 歩行 諧龍 窓辺 抜渉 傾く 笑う 兇器 旅―九州から 記述 受容 房の上 Ⅱ章 瞳へむかう言葉 Ⅲ章 存在 麻醉 炎える 余生 理由 眠りに落ちる 悪意 …

軽い時代の暗い歌 小海永二詩集

1985年12月、花曜社から刊行された小海永二の第3詩集。 本書は、全詩集『定本峠』(花曜社、一九七三年)以来十二年ぶり、単行詩集としては第二詩集『風土』(書肆ユリイカ、一九五六年)以来実に二十九年ぶりの、わたしの詩集である。 大方の読者の皆さんがご存…

東京午前三時 三木卓詩集

1966年12月、思潮社から刊行された三木卓の第1詩集。第17回H氏賞受賞作品。 目次 外国の話 白昼の劇 虐殺室 都市離脱 架空逮捕 若い思想 1958年級 青森県八戸 スープの煮えるまで 東京午前三時 冬至 支配の日々 夜の乳母車 奉仕日の感想 客人来たりぬ 平…

情念の力学 沖縄の詩情況絵画 清田政信

1980年3月、新星図書出版から刊行された清田政信の評論集。 詩を書く者を批評へさしむける衝迫は何だろう、と今考えている。いろんな答えが予想されるけれども、私の場合、言葉の自家中毒におちいった内閉から自らを解き放ち、情況を現実として構成しようと…

ドライドライアイス 穂村弘歌集

1992年1月、沖積舎から刊行された穂村弘の第2歌集。装幀は戸田ヒロコ。 目次 Ⅰ ノー・ホイッスル Ⅱ いちばん速い鳥より速く a首都高速迷信一覧 b兎の肢 cハンドルに突っ伏して見た夢 Ⅲ 夏時間 Ⅳ 歯磨きハノン Ⅴ クライ・オーバー・スピルト・ミルク Ⅵ 叫びな…

詩の社会性 村田正夫

1977年、現代書館から刊行された村田正夫の詩論集。 目次 Ⅰ 詩の社会性 なぜ詩誌を出すのか 都市と詩 方言と詩の問題 Ⅱ 風刺詩のリズム 風刺詩の位置 風刺詩体験 現代の風刺 Ⅲ 戦争と詩の問題 戦争と詩の接点 空襲と詩 疎開について 敗戦/終戦 天皇 非国民と…

シンジケート 穂村弘歌集

1990年10月、沖積舎から刊行された穂村弘の第1歌集。付録栞は塚本邦雄「擧手の禮」、坂井修一「おもちゃワールドの孤独」、林あまり「切なさのダイヤモンド」。装幀は藤林省三。画像は2012年11月の重版。第32回角川短歌賞次席。 目次 シンジケート こわれも…

愛すること死ぬこと 藤原審爾

1972年5月、東邦出版社から刊行された藤原審爾の短編小説集。装幀は坪井多可。 目次 愛すること死ぬこと 誕生日 完全燃焼 街はずれの出来事 小さい火 気まぐれな人 表彰 われらの快楽 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

遠い橋 柴田白葉女句集

1956年、近藤書店から刊行された柴田白葉女(1906~1984)の句集。装幀は高橋芙蓉。 目次 序 飯田蛇笏 冬椿抄 新年・冬 春 夏 秋 冬椿以降 冬ばら 春の虹 麺麭とりんご 燃ゆる芥子 志津野 跋 西島麦南あとがき 関連リンクWikipeida(柴田白葉女)女流俳人殺…

掌 窪田啓作

1948年9月、河出書房から刊行された窪田啓作の短編小説集。方舟叢書。 目次 掌 陳静芝 アルベエル・ロード ユキ・グレゴァール NOTES NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

現代芸術の言葉 大岡信

1967年9月、晶文社から刊行された大岡信の評論集。ブックデザインは平野甲賀。 目次 言葉の現象と本質 はじめに言葉ありき 現代芸術批判 言葉を、もっと言葉を! 演劇とその「言葉」 現代演劇の夢と現実 眼の詩学 絵画の言葉 話し言葉と自動記述 シュルレア…

蝉 大木實詩集

1981年9月、終日閑房から刊行された大木実の第12詩集。装幀は梶山俊夫。 目次 日本のさくら 五羽のつばめ 遺品 謎 夏休み 晩春の日に 辻野先生 駅の地下道 小海線 五番線 昼の食事 朝の幸福 遠い星 蝉一 蝉二 吉日 父 葱 妹 長生殿 春の宵 第七交響曲 青春 …

遠き木 藺草慶子句集

2003年9月、ふらんす堂から刊行された藺草慶子の第3句集。装幀は君嶋真理子。屋根叢書20。付録栞は大木あまり「水のさざめき」。 目次 雲雀野 春 螢舟 夏 七夕 秋 冬の翼 冬 あらたま 新年 花影 春 虹の根 夏 十六夜 秋 臘梅 冬 あとがき NDLで検索Amazonで…

陸封譚 水野真由美句集

2000年8月、七月堂から刊行された水野真由美の第1句集。附録栞は林桂「超克の位置」。 目次 鼓琴夷曲集 風を拾ふ子 眼中の死者 あとがきおまけのあとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

路地の井戸 大木實詩集

1948年9月、櫻井書店から刊行された大木実の詩集。画像は裸本。 目次 ・徒勞 鉈 鉈 鉈 手 歸途 歸途 三輪車 三輪車 夢の跡 子供 約束 障子 おさなご おさなご おさなご おさなご 夜夜 夢 葱 蜘蛛の巢 一年 徒勞 ・路地の井戶 營み 路地の井戶 花のいのち 花…

夜明けの月が 小柳玲子詩集

2019年7月、空とぶキリン社から刊行された小柳玲子の第14詩集。装幀は倉本修。 私の最後の詩集になります。遺詩集というもの、作ってもらいたくないので、自分の目が確かなうちにこの詩集を纏めることに決心しました。一つの主題を突き詰めて纏めたものでは…

生物祭 荒川法勝詩集

1961年6月、自然社から刊行された荒川法勝(1921~1998)の第1詩集。装幀・題字は野長瀬正夫。第12回H氏賞候補作品。 私は太平洋にのぞむ東北の小都市宮古に生れた。生後まもなく、母はなくなり、僧侶であった父は修業のため東京へいっていた。もの心ついた…

金属の下の時間 和田徹三詩集

1960年5月、アポロン社から刊行された和田徹三の第5詩集。装幀は北園克衛。 詩人和田徹三について 私は和田徹三氏のような三十年間も詩と戦って来た人に対して、いまさら紹介文らしいものを書くことは彼の権威を害するものであることを知ってはいるが、彼が…

鯨 荒川法勝詩集

1970年5月、風社から刊行された荒川法勝(1921~1998)の第2詩集。 目次 鯨 鯨の心臓 鯨神 鯨工場の妄念 白鯨 鯨のどこから 千の銛 鯨の叫び バスクの後裔 絵巻日本捕鯨伝 捕鯨の水夫 日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

抒情の批判 日本的美意識の構造試論 大岡信

1962年4月、晶文社から刊行された大岡信の評論集。 目次 1 保田与重郎ノート―日本的美意識の構造試論 2 昭和十年代の抒情詩―「四季」「コギト」その他 三好達治論 立原道造論 菱山修三論 3 東詳詩のパタン わたしのアンソロジー―日本の古典詩 新しい抒情…

呪術 荒川法勝詩集

1976年11月、国文社から刊行された荒川法勝(1921~1998)の詩集。 目次 春の業火 春の時間の彼方へ 春の髪の毛 その地下の底は 顔 百鬼考 紅葉賀 五寸の音 二面の顔 ある絵図の伝記 闇の声は 雪をよぶ霊 その顔は 女面 男は 四つの夜 日本の古本屋で検索ヤ…

夕刊流星号 足立巻一詩集

1958年10月、六月社から刊行された足立巻一の第1詩集。画像は裸本。 目次 ・アザラシとアブ アザラシ ガラス工場部落 雨 轢死 高原の花 中世舞踊 肝臓のサシミ 助役室 出ようとする点景 堂堂めぐり アルカッシャの森 川めぐり 燃えるアブ 北の岬 ・ユーモア…

星座 手塚久子詩集

1969年11月、新詩潮社から刊行された手塚久子の第10詩集。装幀は太斉紀。 目次 笛吹川」 結び目 冬の星座 夜空の唄 蜘蛛 蝉 海に 渚で 旅立ち 私の墓 復活祭の卵 ながい夜の果てに… 衣里に 衣里 暗黒のなかで 名もない密林のなかで 東京カテドラル 東京カテ…

墓を数えた日 瀧克則詩集

1997年11月、書肆山田から刊行された瀧克則の第1詩集。装画は浜田洋子。第1回小野十三郎賞受賞作品。 目次 乾湿系 岩魚 天然 水の耳 墓を数えた日 風の居場所 聴音 蟬殼 空の眼差し 道の記憶 葛城 遺品 義眼 眼を描く人 古い手紙 草の茂み 金色の河 湯 椅子 …

森は晴れている 薦田光恵詩集

1985年7月、七月堂から刊行された薦田光恵(1950~)の第1詩集。装画は渡辺武信、装幀は三浦久留美。編集制作はアップルハウス。附録栞は、新井豊美「硬派の冴えた感性」、麻生知子「透きとおっていく風」、松井啓子「乾いた風が吹いてくる」。アップルハウ…

母たちの時代 原ひろ子編

1980年9月、駸々堂出版から刊行されたアンソロジー。編集は原ひろ子(1934~)。装幀は朝倉摂。 目次 はじめに 原ひろ子 母との出会い・織機(はた)との出会い 志村ふくみ 母のこと 広中和歌子 河に注ぐ川 吉原幸子 母と私 高野悦子 わたしの母 市原悦子 美…