2020-03-04から1日間の記事一覧

黄金の秋 桃谷容子詩集

1988年10月、詩学社から刊行された桃谷容子(1947~2002)の第1詩集。装画は黒木邦彦。第3回福田正夫賞受賞作品。 桃谷容子さんに、お会いしたことはない。一枚の写真は目にする機会があった。この詩集の版元である、嵯峨信之氏から見せていただいたのだ。「…

改造社の時代 戦中編 水島治男

1976年6月、図書出版社から刊行された水島治男によるノンフィクション。 目次 つかの間の「よき」時代 近衛内閣成立 トロツキーとスターリン 満州・北支行き 戦火の上海 軍閥の跳梁 三木清 蒙彊紀行 「麦と兵隊」 退社 上海から北京へ 科学主義工業社 科学新…

改造社の時代 戦前編 水島治男

1976年5月、図書出版社から刊行された水島治男による改造社回想録。装幀は鈴木礼男。 目次 改造社入社 無産党と共産党 横光利一・林芙美子・小林多喜二 山川均 勞農派 昭和初期『改造』の新人たち 昭和初期の大家たち プロレタリア文学 険悪化の谷間 非常時…

黒い水晶體 大滝清雄詩集

1950年11月、日本未来派発行所から刊行された大瀧清雄(1914~1998)の第8詩集。 目次 燃え殼の上に 陰影の中に 冬 骸骨富士 夕暮れに 樹影 眼のためにI 眼のためにII 眼のためにIII 眼のためにIV 夜の紋章 手 指輪 道 夜の皿 精神 夜の皮膚 夜の窓 磁場 陰…