2020-03-06から1日間の記事一覧

エリセの目 友川かずき詩集

1993年8月、矢立出版から刊行された友川かずき(1950~)の第4詩集。装幀は菊地信義。附録栞は矢口哲男「もう一枚の空が」。 目次 空を遊ぶ さよならの手 エリセの目 ユメの雪 天穴 神楽坂『もきち』 花々の過失 御招覧公園で 武蔵野日赤病院四五〇号室 天空…

それで事は始まる 小田実ほか

1972年4月、合同出版から刊行された「週刊アンポ」アンソロジー。装幀は片岡真太郎。 いろんな人がいろんなところで協力しあいながら、『週刊アンポ』を出した。一九六九年の十一月十七日に第一号が出て(そのまえに、資金カンパをひとつの目的として、ゼロ号…

死者たちの海の祭り 丸地守詩集

1988年11月、すばる書房から刊行された丸地守の第8詩集。著者自装。 人間存在の意味を考えるとき、私はどうしても「死者」のことに思いが至る。「死者」が〈生〉と〈死〉のあわいで、ぎりぎりの時間をどう過ごしたか、死への時間をどう生きたか、ということ…