2020-03-19から1日間の記事一覧

抒情の浮域 清田政信

1981年8月、沖積舎から刊行された清田政信(1937~)の評論集。装幀は藤林省三。 批評を書くということは、何か深みへそれと知りつつ沈んでいくような感覚をともなう。それは暗い深域をくみあげるというよりは、その深域に全身で沈むことによってそれを所有…

雪道 青木新門詩集

2001年4月、桂書房から刊行された納棺夫・青木新門(1937~)の詩集。装幀は川井昭夫。 目次 雪道 青い雪 鮭 みぞれの中を 父よ ふるさと 寒椿 凍てつく夜 みぞれ ほほえみ 柿の実 雪が降ると 愚鈍 蛆の光 ことばとひかり いのち いのちのバトンタッチ 眼に…

コラージュ・赤甕 宮城昭子詩集

2002年1月、花神社から刊行された宮城昭子の第5、第6詩集。 コラージュ・赤 目次Ⅰ 薔薇 ひと時の午後 酔芙蓉 灯 金木犀 花冷え Ⅱ カレンの村へ 首級架文 若狭 河 甃 祈り 方形の家 棚田 祀り Ⅲ 二月はわたしの生れ月 渦巻いて生まれ そして 鏡 時空 源流 石…