2020-08-27から1日間の記事一覧

囚衣 山田清三郎歌集

1939年7月、文泉閣から刊行された山田清三郎(1896~1987)の第1歌集。 私は、獨房に生活してみた時ほど、自分が內面的に純粋であつたことはないやうな氣がする。私は今大陸の旅を志して新京に來てゐるが、この大陸の旅で、私はそのことを今更らのやうに回想…

劈開 志津麻子詩集

1981年9月、国文社から刊行された志津麻子の第2詩集。装幀は志津輝雄。 この詩集に収めた作品は、第一詩集「一本の格子」の後、一九七七年から八〇年までに書いた中から選びました。ほとんどの作品が、詩誌「時間」「砂」「地球」などに発表したものです。「…

もつと高く 黒田三郎詩集

1964年7月、思潮社から刊行された黒田三郎(1919~1980)の詩集。現代日本詩集第21回配本。シリーズ装幀は真鍋博。 目次 不思議に鮮かな かくれんぼ 紙風船 海 自然 春の雨のなかを 窓を開いて そんなことはないか 帰郷 バスのなか 他人のなかの死 風景 町か…