2020-10-17から1日間の記事一覧

日蝕 宮田恭子詩集

1985年5月、花神社から刊行された宮田恭子(1935~)の第5詩集。装画は佐藤昭代。 目次 絵をかく弟 冬の浪 凧と龍と少年と 野天風呂 島 ヒロシマの朝は 舟 鳥になれるだろう 文殊堂の松 首、洗いに 山の辺の道 石の『飛ぶ火』 天の香具山 真珠 雨の父 貧窮問…

シネマ 石川信雄歌集

2013年4月、ながらみ書房から復刻された石川信雄(1908~1964)の歌集。元版は1936年12月、日本歌人社発行。 とうとう『シネマ』がこの世の光を浴びる日となった。著者石川信雄は勿論であらうが、私にしてからが幾多の感懷なきを得ない。 本來なれば昭和六、…

アカツカトヨコ詩集 1969―1972 赤塚豊子詩集

1987年11月、山形県天童市の永岡昭の企画編集により私家版として刊行された赤塚豊子(1947~1972)の遺稿詩集。表紙画は小川安夫、委託製作は書肆犀。 私がはじめてその詩に接したのは昭和48年、菅野仁氏が編まれた「アカツカトヨコ・詩集』だった。とつぜん…