2020-12-03から1日間の記事一覧

野雀は語る 新居格

1941年7月、青年書房から刊行された新居格(1888~1951)の随筆集。装幀は野間仁根。 目次 市井人の獨語 壺中言 瑣事閑録 或る日に思ふ 在るがままに 青年と新娯樂 莱園の逍遥 モラエスの遺書 人生老い莫し 貧民の叡智 小さな世界 旅する心 旅・講演・時間 …

まぎれ野の 木村迪夫詩集

1990年10月、書肆山田から刊行された木村迪夫(1935~)の第10詩集。装幀は青山杳。著者は山形県上山市牧野生まれ、刊行時も牧野在住。 今年は春さきからどうもおかしい。四月の芽ぶき、開花期は異常に寒く、サクランボの花は思うように咲ききれなかった。プ…

領事館の虫 八尋舜右詩集

1989年7月、花神社から刊行された八尋舜右(1935~)の第1詩集。装画はマッキー・コーダ、装幀は熊谷博人。著者は平壌生まれ。刊行時の職業は朝日新聞社出版局勤務、住所は川崎市宮前区。 折りにふれて詩を書いてきた。詩集を出すよう勧められたこともあるが…