2021-04-04から1日間の記事一覧

発光性 diapositive 関口涼子詩集

2000年1月、書肆山田から刊行された関口涼子(1970~)の第3詩集。装幀は青山杳。 作品になりかけた言葉が一つの形を持つことができず終わるとき、そこにはどんな理由があるのだろうか。作品の中に住まおうとしない言葉の断片、読点をきっかけに逃げてしまう…

火喰鳥 原桐子詩集

1977年8月、詩学社から刊行された原桐子(1924~)の第2詩集。装画は山崎猛。第2回現代詩女流賞候補作品。刊行時の著者の住所は茨城県常陸太田市。 真夏のうだるような日、太陽の黒点と火葬にされた母の真っ黒に焼けのこった腰の部分が、かさなって見え、私…

牧野虚太郎詩集

1978年10月、国文社から刊行された牧野虚太郎(1920~1941)の詩集。編集は鮎川信夫。刊行時の著作権者は島田隆。装幀は垂水千賀子。 目次 象牙の雑草Ⅰ 象牙の雑草Ⅱ 破れた靴下 フルーツ・ポンチ 葉脈と時間 碑 独楽 鞭のうた 花 復讐 神の歌 聖餐 虚太郎考 …