2021-08-16から1日間の記事一覧

父の配慮 小笠原眞詩集

2017年4月、ふらんす堂から刊行された小笠原眞(1956~)の第6詩集。装幀は君嶋真理子。 日常のことを詩に書いて、それが面白い作品になることが、目下のぽくの目指すところである。それが淋しさであれ、ユーモアであれ、驚きであれ、読み手の心に何かしらの…

間野捷魯と周辺の詩人たち 藤森賢一

2001年3月、アルル書店から刊行された藤森賢一(1930~)による間野捷魯研究書。著者は岡山県生まれ、刊行時の職業は高野山大学文学部教授、住所は岡山県高梁市。 目次 間野捷魯素描 間野捷魯と高村光太郎 間野捷魯と宮崎孝政――『體温』の詩と『風』の詩と …

風と雑草 詩村映二遺稿詩集

1961年7月、「半どん」の会から刊行された詩村映二(1900~1960)の遺稿詩集。表紙題字は出口草露。著者の本名は織田重兵衛、加古郡生まれ。 亡友の思い出を書こうとして、二十数年の追想に耽けると、飄々孤とした詩村映二の姿が彷佛として瞼の裏にだんでく…