2021-10-10から1日間の記事一覧

目をあけば修羅 被爆歌人正田篠枝の生涯 水田九八二郎

1983年10月、未来社から刊行された水田九八二による正田篠枝の評伝。装幀は入野正男。 目次 序章 ひろしまの川 一章 屍の町 二章 鬼哭啾啾 三章 幻の原爆歌集『さんげ』 四章 割烹旅館河畔荘 五章 広島原爆病院 六章 耳鳴り 七章 三十万名号 八章 燈籠流し …

日本助詞論 角田清文詩集

1974年8月、創文社から刊行された角田清文の第4詩集。画像は裸本。 日本語助詞論とは、すなわち日本語女死論であり、にっぽんのひとりの女の死の物語なのである。わたしは日本語のおろかな職人として日本語の細部への丹念さのみに賭けたのである。わたしの自…

木馬道 山村信男詩集

1970年9月、文童社から刊行された山村信男(1933~)の第2詩集。刊行時の著者は京都大学勤務、住所は京都府乙訓郡日向町。 最初の詩集を出してからはやばやと五年の歳月が流れ去りました。かつて、無二無三に肉身を問いつめた饒舌で血みどろなことばは、いつ…