2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

射手座 松崎麻美句集

2004年9月、角川書店から刊行された松崎麻美(1935~)の第2句集。装画は吉岡正人、装幀は代田奨。著者は埼玉県生まれ、刊行時の住所はさいたま市中央区。 目次 序 井上宗雄 青胡桃 平成六年~七年 蜷の道 平成八年 神隠し 平成九年 牡丹焚火 平成十年 黄鶺…

空耳飛行 近藤達子歌集

1999年4月、短歌研究社から刊行された近藤達子(1958~)の第1歌集。著者自装。 目次 Ⅰ 風が吹く耳 私という事件 胡桃の外の世界 Ⅱ クラインの涙壺 普通の国のアリス 冬の耳 ランゲルハンス島まで 天使卵伝説 ゼラチン主翼 Ⅲ キホーテの海馬 空耳飛行 ドード…

世界は愛に飢えている 賀川豊彦の詩と思想 三浦清一

1957年6月、的場書房から刊行された三浦清一による賀川豊彦の評論。装幀は渡辺優。三浦は牧師。石川啄木の義弟。 目次 序 三浦清一 賀川豊彦は詩人である 魂は呻く ―「涙の二等分」を読む― 旅に、自然に、求むるもの 「永遠の乳房」を鑑賞しながら 坊やの赤…

年刊現代詩集 第3集 1956年版 現代詩人会編

1956年6月、宝文館から刊行された現代詩アンソロジー。編集は現代詩人会。 目次 はしがき ・詩 尾崎喜八 安西冬衞 丸山薰 田中冬二 高橋新吉 北園克衞 三好豊一郎 及川均 杉山平一 大江満雄 深尾須磨子 岡本潤 菊岡久利 永瀬清子 笹沢美明 和泉克雄 大島博光…

年刊現代詩集 第2集 1955年版 現代詩人会編

1955年4月、宝文館から刊行された現代詩アンソロジー。編集は現代詩人会。 目次 はしがき ・詩 岡崎清一郎 緒方昇 山之口貘 佐川英三 平木二六 山本和夫 殿内芳樹 安西冬衛 安藤一郎 和泉克雄 和田徹三 山中散生 竹中郁 高橋新吉 浅井十三郎 笹沢美明 小野十…

年刊現代詩集 第1集 1954年版 現代詩人会編

1954年3月、宝文館から刊行された現代詩アンソロジー。編集は現代詩人会。 目次 はしがき ・詩 高橋新吉 和泉克雄 竹中郁 岩佐東一郞 山本和夫 北園克衞 藤原定 金子光晴 長島三芳 殿內芳樹 永瀨淸子 安藤一郞 上林猷夫 浅井十三郞 扇谷義男 岡本潤 岡崎淸一…

小さい時間(復刻版) 酒井正平詩集

2013年9月、水平書館から復刻された酒井正平(1912~1944)の遺稿詩集。装画は朴大順。元版は1953年10月発行私家版。元版にあった村野四郎の序文はなし。 酒井君と最後に逢つたのは、酒井君が入隊して外地へ立つといふ日。昭和十七年の夏だった。それからは…

薔薇園に立つ影 D・H・ロレンス 岩倉具榮訳

1955年4月、三和書房から刊行されたD・H・ロレンス(1885~1930)の短編小説集。翻訳は岩倉具栄(1927~)。 目次 訳者の序 プロシヤ士官 太陽 微笑 春の陰翳 薔薇園に立つ影 馬で去つた女 山間の十字架像 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオク…

諸國の天女 永瀬清子詩集

1940年8月、河出書房から刊行された永瀬清子(1906~1995)の第2詩集。画像は函欠本。 第一詩集「グレンデルの母親」を出してからいつの間にか十年たちました。その十年の間に書いたものの中から詩と詩に關するものを選んで、第二詩集「諸國の天女」を編みま…

蝶が流れる 龍野咲人詩集

1969年11月、詩苑社から刊行された龍野咲人(1911~1984)の詩集。題字は著者。 恋の日にはかぐわしい恋愛詩をつくり、悲しみの夜はひとり深更まで起きていて哀歌をつづる。そんな主観的な態度ではなく、情緒をひっぺがしておのれの実存へと迫り、根源の生命…

天敵 秋吉久紀夫詩集

1970年12月、光風社から刊行された秋吉久紀夫(1930~)の第2詩集。装幀は本川真木。著者は中国文学者。 第一詩集「南方ふぐのうた」を出版したのが一九六一年二月だったから、この第二詩集「天敵」は、ほぼ十年目ということになります。樹木も十年たてば、…

宇宙の孤児 小川光生詩集

1963年7月、組合書店から刊行された小川光生の詩集。 目次 洪水 一九四五年八月六日の日に 乱雲 小さないのち 論説委員に 石斧 一九五四年の春 立春 文化都市 今日 花 冬の日 夕暮れ 秋 秋(一)(二) 自由主義 からすの世界宣言 対話(その一)(その二) …

衣装 角田清文詩集

1963年10月、思潮社から刊行された角田清文の第2詩集。現代詩人双書第7冊。 目次 Ⅰ 歌の衣装 暦のうえの死 みささぎ 色狂い ゲッセマネの夜 砦と高楼 長崎の港の岸 荒唐のなさけ 藤の花ぶさ 反モンタージュの雨 転調 Decorative Windows Ⅱ 句の衣装 親子 エ…

星の火事 上手宰詩集

1979年2月、版木舎から刊行された上手宰(1948~)の第2詩集。装幀は百瀬邦孝。著者は神楽坂生まれ、刊行時の住所は千葉市花見川。 字が書けるだけで尊敬される時代があった。そんな時代に生まれていたら、私は字を書くことも読むこともできない人間のひとり…

林喜芳詩集

1986年11月、摩耶出版社から刊行された林喜芳(はやしきよし)の詩集。編者は松尾茂夫。刊行時の住所は神戸市兵庫区馬場町。 林喜芳さんの第一詩集『露天商人の歌』は一九五八年私家版百部の発行である。ごく限られた範囲の詩友や知己に配られたようだが、当…

寶石本わすれなぐさ 書物奇譚 小寺謙吉

1980年1月、西澤書店から刊行された小寺謙吉(1927~)の随筆集。著者は東京芝生まれ、刊行時の住所は世田谷区代田。 伝説的な稀親本を追跡してゆくと、そこに書物と人間の織りなす、ひめやかな葛藤があった。とかく幻の書物などというと、ある神秘的な幻影…

大木よね 三里塚の婆の記憶 三留理男編

1974年3月、田畑書店から刊行された三留理男(1938~)による大木よね(1907~1973)の聞き書き。 目次 序 よねにとっての三里塚とは 第一章 生きることへ専念する 姉の家にもらわれてきたこと 七歳のとき子守り奉公に出されたこと よねが生まれた頃の世の中…

さまざまな歌 長谷川四郎詩集・訳詩集

1965年9月、思潮社から刊行された長谷川四郎(1909~1987)の詩集・訳詩集。 目次 花火の歌 航海者の歌 不在の歌 投資家の歌 海底の時計の歌 ロデオの歌 リボンの歌 他殺と自殺の歌 神々の歌 部分品の歌 うたごえの歌 番人の歌 よいとまけの歌 ジキタリスの…

芥川龍之介の俳句を歩く 諏訪優

1986年7月、踏青社から刊行された諏訪優(1929~1992)の評論集。 目次 芥川龍之介の俳句を歩く 澄江堂句集 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

こばやし・つねお詩集

1948年11月、解放社から刊行されたこばやし・つねおの第1詩集。装幀は鈴木道明。 目次 水仙 おつう 日の丸 プラツトホーム 蟇 朝 線路 こうもり 東京の子供たち 冬がくる 學生街食堂 ナイフ 文あり アカハタ 朝鮮ブナ アヤコ ケイコ 問題をかんじないか ガス…

浅岸村の鼠 森荘已池

2002年10月、未知谷から刊行された森荘已池(1907~1999)の短編寓話小説。版画はたなかよしかず。底本は1940年三芸書房刊行の『店頭』。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

鵜匠 西岡光秋詩集

1970年9月、坂の上書店から刊行された西岡光秋(1934~2016)の第3詩集。第4回日本詩人クラブ賞受賞作品。刊行時の著者の住所は中野区新井。 手の届かないような所に位置するようでいて、そのじつなれなれしく身を擦り寄せてくる詩。その厄介な代物を、もう…

呼ぶ 名古屋哲夫詩集

1999年2月、行路社から刊行された名古屋哲夫(1928~)の第4詩集。装幀は倉本修。著者は京都市生まれ、刊行時の住所は京都市北区。 一年ほど前、道を歩いていて不意に「呼ぶ」がのどを突き上げて来て、それから、この世界の見方が変わった。もうすぐ七十が来…

新しい繃帯 諌川正臣詩集

1994年5月、東京文芸館から刊行された諌川正臣(1930~)の第3詩集。著者は愛媛県西条市生まれ、刊行時の住所は千葉県館山市。著者は館山市に自費で中原淳一碑を建立。 幸いにも二十歳の時に処女詩集『美しい繭』を刊行することが出来、次いで二十五歳で第二…

風 西原康子詩集

1980年10月、宝文館出版から刊行された西原康子(1933~)の第2詩集。題字は野村無象。著者は東京生まれ、刊行時の住所は世田谷区岡本。 目次 竹林 休息 賀状 水仙 釣師と魚 ら・ら・ばい 風 猫背の美学 城 理解 セ・ラ・ヴィ 裏切り 墓 あきらめ 奇術'74 慰…

かたっぽ 西岡光秋詩集

1998年11月、青樹社から刊行された西岡光秋(1934~2016)の第9詩集。装幀は丸地守。著者は大阪市生まれ、刊行時の住所は練馬区東大泉。 目次 Ⅰ 骨のうた 跳び箱 忌旗 沈む季節 お辞儀 磨く 切符 水仙 日常 煙草を吸う男 かたっぽ あの夕焼けの街で 置時計 …

髪と舟 有田忠郎詩集

1989年10月、書肆山田から刊行された有田忠郎(1928~2012)の第3詩集。装画は小野絵里。 目次 Ⅰ Homo viator 聖餐 海と風のロンド 真夏の塔 書物の夏 ある語学 マジョルカの舟歌 旅のなかの旅 カズヌーヴ館 Ⅱ 銀河と舞踏 その人(丈たかいひとは) その人(…

邯鄲 大重徳洋詩集

2003年9月、舷燈社から刊行された大重徳洋(1947~)の第3詩集。著者は宮崎県生まれ、刊行時の住所は千葉県印西市。 十二年ぶりの詩集です。今年は油彩の個展も五年ぶりに開催します。 せわしく走っていた時間が、谷から平野に出た川のようにゆったりとした…

魚 北一平詩集

1968年8月、木犀書房から刊行された北一平の詩集。刊行時の著者の住所は三鷹市牟礼。画像は裸本。 目次 序文 西脇順三郎 序文 安部宙之介 Ⅰ 犬 鴉 蒼ざめた四季 春 夏 秋 冬 核 きりぎりす 鶴と亀 点 蚤 Ⅱ 穴 影 爪 輪廻 崖 御神火 春 飢と眠りと他人が 富士…

北の詩人たちとその時代 永井浩

1990年1月、北海道新聞社から刊行された永井浩(1929~)の北海道詩人評伝。カバーは萩原勇雄。著者は後志管内島牧村生まれ。 本書は、「北海道戦後詩史」というタイトルで、一九八九年一月四日から七月二十九日まで百回にわたって北海道新聞に連載したもの…