2021-11-02から1日間の記事一覧

夜さり 八田木枯句集

2004年9月、角川書店から刊行された八田木枯(1925~2012)の第5句集。装幀は伊藤鑛治。著者は津生まれ、実家は材木商。刊行時の住所は練馬区光が丘。 本集は前句集の『天袋』につぐ私の第五句集である。平成九年より平成十六年半ばまでの三四〇句を収め『夜…

雑文雑記 北窓灯語 下村保太郎

1979年11月、情緒刊行会から刊行された下村保太郎(1909~1985)の随筆集。著者は版画家、自装。 北窓灯語――随筆でもなく、勿論エッセイなどという高踏的な文でもなく、単なる私だけの愛書の記であり、旅の思い出でであり、時としてはささやかなる生活記録に…

まひるにおよぐふたつの背骨 タケイ・リエ詩集

2011年10月、思潮社から刊行されたタケイ・リエ(1975~)の第2詩集。付録栞は川口晴美。著者は岡山県生まれ。 十三年ぶりの詩集ですが、二〇〇九年から二〇一一年に書いた詩篇のみを収めました。収録した作品は「現代詩手帖」、「ユリイカ」新人投稿欄、詩…