2021-12-31から1日間の記事一覧

夜更けわたしはわたしのなかを降りていく 水出みどり詩集

2017年10月、思潮社から刊行された水出みどりの詩集。刊行時の著者の住所は札幌市南区。 目次 Ⅰ 水のらせん階段を降りて エメラルド 美しい血 ぬぎ捨てた影を サボテン とうさんの声 みえないものがみえ たじろぐ 夜を引き裂いて りはびり CALL 流刑地 結子 …

砂の降る町で 壁淑子詩集

1990年3月、詩学社から刊行された壁淑子(1935~)の第3詩集。装幀は田沢茂。 占領時代は終わったのに、「GIの胸に恋を語りつづける紅唇」という原風景がある。壁淑子の学校は、旧日本空軍病院で、校庭は有刺鉄線で囲まれていた。囲まれていたのは、日本の空…

湯島通れば 永島卓詩集

1992年4月、れんが書房新社から刊行された永島卓(1934~2016)の第5詩集。版画は鍔本達朗、装幀は宮園洋。著者は愛知県碧南市生まれ。 目次 湯島通れば 約束 演技 口笛 迷宮 皮膚 桜花 失踪 水滴 廊下 行方 八月に倒れる男 後書 NDLで検索Amazonで検索日本…