2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

年輪 津軽書房十五年 千葉寿夫編

1979年8月、津軽書房から刊行された社史随筆集。題字は横山武夫。 目次 魂の伝道者 小野吾郎 寸感 今泉幹一郎。 東京時代 工藤英寿 本町坂のころ 荒井秀美 草創期のことなど 山田尚 回想 高木恭造 乙乙録 小野正文 本・金・酒・女 藤田龍雄 高橋さんのこと。…

初雪 大木実詩集

1946年6月、櫻井書店から刊行された大木実(1913~1996)の第5詩集。 前著「遠雷」以後の詩をあつめて本集を編んだ。「場末の子」「屋根」「故郷」「遠雷」に續いて私の第五詩集に當ることになる。 集中に「遠雷」といふ詩があり、また「故郷」といふ一聯の…

父をたずねて三千円 岩本敏男

1989年11月、くもん出版から刊行された岩本敏男(1927~)の児童文学。絵はユノセイイチ。くもんのおもしろ文学クラブ5。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

カクテル・パーティー 大城立裕

1967年1月、文藝春秋から刊行された大城立裕(1925~2020)の短編小説集。装幀は下高原健二。 目次 二世 逆光のなかで 棒兵隊 亀甲墓 カクテル・パーティー ショーリーの脱出 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

海景の距離 詩村映二詩集

1934年4月、神戸詩人協会から刊行された詩村映二(1900~1960)の第1詩集。装幀は榎倉省吾、編纂は光本兼一、校訂は佐藤音次郎。 目次 ・詩と子供 春芽 春顏 兒 雪睛れ 童愁 精靈流し 詩と子供 ・海景の距離 凪ぎ 癈曲 春海 海月と詩人 春の淡路島 八月の淡…

ちゅらかあぎ 東峰夫

1976年9月、文藝春秋から刊行された東峯夫(1938~)の長編小説。著者はフィリピン・ミンダナオ島生まれ、1956年沖縄コザ高校中退。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

光をかかぐる人々 徳永直

1943年11月、河出書房から刊行された徳永直(1899~1958)の歴史(活字史)小説。画像は裸本。 この小説をどういふ気持で書くやうになつたかは、作の中で述べたつもりである。 しかし、ありていのところ、書く以前も、書きはじめてからも、しばらくは混沌と…

愛情 長谷健

1946年8月、文化建設社から刊行された長谷健(1904~1957)の短編小説集。装幀は黒崎義介。 目次 愛情 手織の着物 黄昏の窓 貉(むじな) 子供の倫理 卵 妻 人情 雀斑(そばかす) NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

風俗十日 南川潤

1939年2月、日本文學社から刊行された南川潤(1913~1955)の第1創作集。「掌の性」は第二回、「風俗十日」は第三回三田文学賞受賞作品。装幀は鈴木信太郎。 目次 風俗十日 夜の顔 午後の指環 月の環 掌の性 前編 掌の性 後編 序にかえて 和木清三郎 NDLで検…

花暦 濱本浩

1942年2月、婦女界社から刊行された濱本浩(1891~1959)の短編小説集。装幀は田代光=田代素魁(1913~1996)。 目次 花暦 揺籃の歌 禁断の果實 高原の葡萄畑 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

南京六月祭 犬養健

1929年4月、改造社から刊行された犬養健(1896~1960)の短編小説集。装幀は小穴隆一。著者は五・一五事件で暗殺された犬養毅の三男。1930年から衆議院議員。 目次 南京六月祭 松吉の立場 Kamerad アリストテレスと語學教師 正義と煙草 黃いろの花 硝子玉の…

炭焼き 伊藤永之介

1940年9月、実業之日本社から刊行された伊藤永之介(1903~1959)の短編小説集。装幀は福田豊四郎。 目次 炭焼き 雪 仔牛の話 草刈場 税 よもやま話 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

休暇 吉良任市詩集

1962年9月、思潮社から刊行された吉良任市(1926~2009)の第1詩集。第3回中部日本詩賞次席作品。著者は浜松市生まれ、小説家・吉田知子の夫。 目次 1 愛想のいい唄 2 四月 3 小さい反抗(Ⅰ) 4 小さい反抗(Ⅱ) 5 古い絵 6 森のなかで 7 白い季節 8 ふたつ…

詩の中にめざめる日本 真壁仁編

1966年10月、岩波書店から刊行されたアンソロジー詩集。編集・解説は真壁仁(1907~1984)。岩波新書610。 目次 民衆は詩人である―序にかえて― 八十六歳の情感 林金太郎 <はつ日、五月晴と知人> 行為できずく倫理・叡知 浜口国雄 <便所掃除> 台所一九五…

青春と泥濘 火野葦平

1950年3月、六興出版社から刊行された火野葦平(1907~1960)の作品集。装幀は佐藤泰治。 目次 ・靑春と泥濘 鹽分の價値 昆蟲と惡魔 標的 心の鬼 袋の鼠 未練 前夜の饗宴 出發 前進 女と兵隊 死神 剃刀 太陽と岩石 粉碎されたもの いろいろな敵 十五夜 地獄…

風よ 去ってゆく歌の背よ 相澤諒詩集

1981年10月、青土社から刊行された相澤諒(1927~1948)の遺稿詩集。装画は小川稔。 相澤諒は腸結核による闘病のあげく昭和二十三年九月二十八日大宮日赤病院で服毒自殺した。享年二十一歳であった。本書に収めたものは、彼が『鎧塚』と題してまとめ、友人M…

残る花 田山花袋

1946年9月、報文社から刊行された田山花袋(1872~1930)の長編小説。田山花袋名作選。装幀は高井貞二。元版は1920年金星堂版。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

特志解剖 正木不如丘

1925年7月、春陽堂から刊行された正木不如丘(1887~1962)の短編小説集。 目次 ・特志解剖 特志解剖 冬近し 旅人 監督書記 年暮る 鹽 老生理學者 早春旅記 ・峠 峠 雪 牡蠣 行方 蔦 夜汽車 雪解 白狐 日本人 かたり のれん 呼鈴 葬儀 女人 心ときめく 蛇心 …

人のいない国 中正敏詩集

1995年2月、詩学社から刊行された中正敏(1915~2013)の詩集。装幀は北見俊一。 鎹(かすがい)は水に打ちこめない。沈むだけだ。それを承知で、さきに『水の鎹』を出した。 鎹が生と死をつなぐよすがとなればと、淡い祈りのような悲願であった。でも、死は…

彼の女 田山花袋

1947年4月、報文社から刊行された田山花袋(1872~1930)の長編小説。田山花袋名作選。装幀は高井貞二。元版は1911年金星堂版。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

双竹亭随筆 邦枝完二

1943年3月、興亞書院から刊行された邦枝完二(1892~1956)の随筆集。表紙絵は邦枝こずゑ(文化学院生徒)、文字は邦枝やすえ(麹町国民学校生徒)。 目次 平河天神附近 源公と武ちやん 小學校 山田淺右衞門 江戸つ子禍 心のふるさと あの人達 Periの時分 大…

詩と献身 佃学

1982年3月、レアリテの会から刊行された佃学(1938~1994)の詩論集。レアリテ選書2。著者は香川県生まれ、刊行時の住所は小平市。 ここ数年間に書きちらしてきたものをまとめて一冊とした。まとめるにあたって若干手直しした。内心忸怩たるものがあるが、仕…

春雨 田山花袋

1947年4月、報文社から刊行された田山花袋(1872~1930)の長編小説。田山花袋名作選。表紙は宮田重雄。扉は高井貞二。元版は1920年金星堂版。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

星より星への通路 賀川豊彦

1922年5月、改造社から刊行された賀川豊彦(1888~1960)の詩文集。画像は函欠本。 目次 ・星より星への通路(散文詩) 星より星への通路 雀の葬式 愛の溶解力 靜子を葬る祈 赤ん坊の頬ぺた 處女懐胎 無生物との對坐 平凡に堪えかねて 人形の病院 昆布の囁き…

水の居場所 永井章子詩集

1998年10月、白地社から刊行された永井章子の詩集。装画は田谷京子。 私は日常の話し言葉より書き言葉の方が、なぜか、いつも、もう少し自由で居られるように思ってきました。そんな気持ちで今も詩を書いています。遅くから書きはじめ、これがはじめての詩集…

トルストイ 前田河広一郎

1947年3月、興風館から刊行された前田河広一郎(1888~1957)によるトルストイの伝記小説。 この本のはじまりは、ある本屋から蘆花先生とトルストイを書いてくれないかといふ相談があつたときに萌したものである。書いてみたが、戰争のさ中で、それはたうと…

風流艷魔傳 幸田露伴

1951年11月、角川書店から刊行された幸田露伴(1867~1947)の短編小説集。 目次 風流佛 風流艷魔傳 新浦島 二日物語 風流魔 椀久物語 解説 鹽谷贊 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

遅刻者 金子千佳詩集

1987年11月、思潮社から刊行された金子千佳の第1詩集。装幀は清水將文。 目次 ・遅刻者 形影 理科室 形声 日記 ・睡徒・幼年区 Ⅰいちもんじせせり Ⅱ井戸のある家 Ⅲ草帽子 Ⅳ遅刻届 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

京都詩集 1991

1991年11月、京都新聞社から刊行された現代詩アンソロジー。編者は現代京都詩話会。編集委員は有馬敲、角田清文、名古屋哲夫、山村信夫、武村雄一。 〈日本の心のふるさと〉と言われる京都は、今日まで多くの伝統文化を継承するとともに、他方では国際的に注…

柴の折戸 大木実詩集

1991年8月、思潮社から刊行された大木実(1913~1996)の第14詩集。第10回現代詩人賞受賞作品。 人が死んだり生きたりしてゐる そのたびに雲の上では燈火(あかり)が點(つ)いたり消えたりしてゐる 雲はたかい處にあるので 誰もその奥を覗いて見ることはで…