2022-01-14から1日間の記事一覧

浜田遺太郎詩集 浜田富子編

1971年4月、昭森社から刊行された浜田遺太郎(1918~1968)の遺稿詩集。編集は浜田富子。歌人・浜田到のペンネーム。 浜田遺太郎がこういう形で作品を世に残すことを考えたことがあったかどうか知らない。 どういう形であれ、遺太郎の作品群は生き残るであろ…

約束の地 中塚鞠子詩集

2007年10月、思潮社から刊行された中塚鞠子(1939~)の第4詩集。装画はあまのしげ。著者は岡山県生まれ、刊行時の住所は岸和田市。 「ふるさと」という言葉は不思議な言葉だと思う。故郷と書いたり古里と書いたり故里と書いたりするが、それぞれに似合って…

薄暮攻撃 松村益二

1939年2月、春秋社から刊行された松村益二(1913~1984)の従軍記。2019年にハート出版から復刻された。 目次 一等兵の微笑 愉快な兵九郞 一等兵の戰線 詩・戰線の抒情 詩・野戰病院附近 詩・陸軍病院抄 子供の戰爭 野戰病院まで 病院日記 跋(故橋本久雄君の…