2022-11-11から1日間の記事一覧

空っぽの家 木村修吉郎

1973年1月、平凡社から刊行された木村修吉郎(1895~1977)の短編小説集。著者は「心」編集長。刊行時の住所は三鷹市井の頭。 目次 鬼門 貝殻 八月十八日 中秋 暗色の小品 墓参 戯画 牡丹 玉蟲 霞のかなたへ 鏡の部屋 二次元の描点 不安 彼れのなかの接点 黒…

詩人をめぐる旅 君本昌久

1982年10月。大陽出版から刊行された君本昌久(1928~1997)の詩論集。装画はダリ。 一九七九年に出した自選詩集のあとがきで「僕の戦後が燃えつきた」と書いたが、いまや、戦後詩については、鮮烈な感動を示さない若者の時代になった。そんな思いから、最近…

詩入門 詩は否定し歌は肯定する 秋山清

1971年6月、三一書房から刊行された秋山清(1904~1988)による詩論集。装幀は西尾洋。 目次 ・詩をつくるより田をつくれ 戦後の窮乏生活のなかで 「田をつくる」 詩は「誰か」のためにある ・よい詩、わるい詩 詩選の経験から 短歌や俳句とのちがい 詩の独…