2022-12-03から1日間の記事一覧

ふたつの春 増田みず子

1979年9月、新潮社から刊行された増田みず子の短編小説集。装幀は東芳純。第1著作集。 小説より以前、かなり長い間私の心を領し続けたのは生物学である。自分が何をどう考えるかということよりも、なぜ物を考えるかという疑問へのこだわりが強かったからだ。…

タンの譚の舌の嘆の潭 原満三寿詩集

2009年5月、思潮社から刊行された原満三寿(1940~)の第6詩集。題字は大石雄介。著者は夕張市生まれ、刊行時の住所は川口市。 目次 四季の四木の死期 タンの譚の舌の嘆の潭 終電車の箱から 牝猫の季譚 火宅火定 あやかしの胡蝶の木譚 いま尸陀林では 黄泉平…