2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

幽霊はここにいる 安部公房

1959年6月、新潮社から刊行された安部公房(1924~1993)の戯曲。挿絵は安倍真知、装幀は吉田政次。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

眠りの吃水線 水出みどり詩集

1996年8月、沖積舎から刊行された水出みどりの第4詩集。写真は秋山実、装幀は和田徹三。刊行時の著者の住所は札幌市南区。 耳は不思議な存在です。人間のもつ器官のなかで、もっとも動物的であり、そして限りなく受動的なもの。耳は眼のように、自分の意志で…

人生師友 随想集 藤澤桓夫

1970年9月、弘文社から刊行された藤澤桓夫(1904~1989)の随筆集。装幀は吉原英雄。 目次 第一部 文学的青春 その一 少年の日 その二 中学時代 その三 大阪高等学校 その四 同人雑誌 その五 菊池寛先生 その六 自由の人 その七 佐藤紅緑先生のこと わが良友…

飢餓同盟 安部公房

1954年2月、大日本雄辯会講談社から刊行された安部公房(1924~1993)の長編小説。装幀は安倍真知。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

情熱の書 藤田鶴夫

1948年3月、高文社から刊行された藤田鶴夫の随筆集。著者自装。藤田は画家。池袋モンパルナスの1人。 目次 序 吉田絃二郎 ・煩惱宿錄篇上(自昭和十四年至同十八年) 「情熱」のことば 流れ 昭和十四年九月九日之感想 晚秋歌 昭和十五年元旦之記 四月の便り …

ケーテ・コルヴィッツ その時代・人・芸術 新海覚雄

1950年1月、八月書房から刊行された新海覚雄(1904~1968)によるケーテ・コルヴィッツの評伝。人民の画家叢書。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

闖入者 安部公房

1952年12月、未来社から刊行された安部公房(1924~1993)の短編小説集。装画は安倍真知。編集は細川隆司。 目次 闖入者 空中樓閣 水中都市 ノアの方舟 鐵砲屋 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

遺稿 戦争抄 真尾倍弘詩集

2002年11月、私家版として刊行された真尾倍弘(1918~2001)の遺稿詩集。著者は秩父市生まれ。カバーは佐藤卓布。 この詩集の原稿は、夫倍弘の死後、本箱を整理していて見付けたものです。本箱の中は、平成十二年、酸素吸入をしながらの夫と共に、伊東(静岡…

冬の蛇 小野才八郎

1966年9月、審美社から刊行された小野才八郎(1920~2014)の短編小説集。 目次 朝影 代読人 青バス 墓地のない村 英霊 女消防 春の終り 猿と貝殻 冬の蛇 海辺の植物 山の上から 風化 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

女自動車屋 大津円子

1961年5月、彩光社から刊行された大津円子(1906~2000)のエッセイ集。著者自装。 目次 運命ときっかけ 女自動車屋 ルーテル教会と私(第一話) ルーテル教会と私(第二話) 世界婦人友の会 もうけ過ぎて気が遠くなった話 体当り商法 三万台の車の話 アメリ…

日本の菓子 山崎斌

1942年3月、月明会出版部から刊行された山崎斌(1892~1972)の随筆集。月明文庫。 目次 はじめに 砂糖と飴 菓子の獨立 日本菓子文化 果子・菓子 野菜・海草 飴菓子・粉菓子 饀菓子・煎餠 餠・パン・亥子餠 青葉・雪 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検…

夏の流れ 丸山健二

1967年7月、文藝春秋から刊行された丸山健二(1943~)の短編小説集。装幀は松田穣。表題作は第23回文学界新人賞、第56回芥川賞受賞作品。 目次 夏の流れ 雪間 その日は船で NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

脳波の誘い 佐野洋

1960年3月、講談社から刊行された佐野洋(1928~2013)の長編小説。装幀は池田仙三郎、函・扉は中井幸一。書下ろし長編推理小説シリーズ6。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

街の大戦回顧録 小林儀光

1958年6月、近藤書店から刊行された小林儀光(1926~)の随筆集。 目次 山の小屋より 室伏高信 序 1 空襲警報 2 幸運だった我町会 3 食糧の不足 4 負傷者の救護 5 強制疎開 6 宮城炎上と神様 7 壕舎建築 8 防空訓練 9 大東亜建設の夢 10 物量不足 1…

さらば、夏の光よ 遠藤周作

1966年11月、桃源社から刊行された遠藤周作(1923~1996)の長編小説。装幀は御正伸。 目次 プロローグ 南条の場合 戸田京子の手紙 野呂の手紙 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

銅婚式 佐野洋  

1959年8月、東都書房から刊行された佐野洋(1928~2013)の第1著作集。装幀はFスタジオ。 目次 不運な旅館 赤いすずらん さらば厭わしきものよ 二度目の手術 銅婚式 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

奈良 池田小菊

1943年9月、全国書房から刊行された池田小菊の短編小説集。装幀は飯島貞子。画像は裸本。 目次 甥の帰還 鳩 縁 奈良 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

浜田到歌集 現代歌人文庫5

1980年1月、国文社から刊行された浜田到(1918~1968)の歌集。写真は広瀬正二、シリーズ装幀は粟津潔。 目次 『架橋』(全篇) ・架橋 歌 薇蕾失神 光の繭 母と少年の火のオード 黄昏に 憐憫詩篇 火と樹と町の歌 ・小さな聖者 婚姻 田園 陰画 臉 硝子街 架橋 …

しろうるり 高橋みずほ歌集

2008年8月、邑書林から刊行された高橋みずほ(1957~)の歌集。装幀は間村俊一。 並木道に沿って牧場がひらけ、その向こうに浅間山が聳え立つ。雪をまとうその山は、霞む空との間にうすい輪郭を見せていた。並木道を抜け、牧場に沿い曲がると、山羊たちは白…

二年間 ある女の手紙 五十八 山崎斌

1921年11月、梅津書店から刊行された山崎斌(1892~1972)の長編小説。装幀は山本、外函は前川千帆。山崎斌創作選集第1輯。画像は裸本。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

浜田遺太郎詩集 浜田富子編

1971年4月、昭森社から刊行された浜田遺太郎(1918~1968)の遺稿詩集。編集は浜田富子。歌人・浜田到のペンネーム。 浜田遺太郎がこういう形で作品を世に残すことを考えたことがあったかどうか知らない。 どういう形であれ、遺太郎の作品群は生き残るであろ…

約束の地 中塚鞠子詩集

2007年10月、思潮社から刊行された中塚鞠子(1939~)の第4詩集。装画はあまのしげ。著者は岡山県生まれ、刊行時の住所は岸和田市。 「ふるさと」という言葉は不思議な言葉だと思う。故郷と書いたり古里と書いたり故里と書いたりするが、それぞれに似合って…

薄暮攻撃 松村益二

1939年2月、春秋社から刊行された松村益二(1913~1984)の従軍記。2019年にハート出版から復刻された。 目次 一等兵の微笑 愉快な兵九郞 一等兵の戰線 詩・戰線の抒情 詩・野戰病院附近 詩・陸軍病院抄 子供の戰爭 野戰病院まで 病院日記 跋(故橋本久雄君の…

文学の中の病気 森田進

1978年3月、ルガール社から刊行された森田進(1941~)の評論集。 『文学の中の病気』にとりくんで、あっというまに二年間がすぎました。始めてみてびっくりしたのは、明治以後に限っても膨大な資料の海なのです。時には溺れそうになりながらも、その中から…

闇につながって 窪田洋子詩集

1985年10月、詩学社から刊行された窪田洋子(1935~)の第2詩集。装幀は十河雅典。著者は奄美大島名瀬市生まれ、刊行時の住所は府中市斉藤病院内。 目次 ひとり歩き 闇Ⅲ 闇Ⅱ 沼) 湖(うみ)に立つ 少女時代 手まり いける 裁縫箱 午後Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ 水たまり 野…

戦いの日々 且原純夫詩集

1958年12月、飯塚書店から刊行された且原純夫(1929~)の第1詩集。 ここには、ぼくの数少い作品のうち、時の必要にしたがいすでに雑誌などに発表したもののなかから、十七篇を撰んで収録した。したがって、未発表の詩篇はのぞいてある。初期の作品も、さま…

行きて負へ 藤本瑝

2002年3月、青弓社から刊行された藤本瑝(1937~)の短編小説集。カバーブロンズはZbynek Sekal Ohne Titel、撮影は武川賀一、装幀は伊勢功治。 目次 頭陀行 白骨考 行きて負へ デッド・レタ 覚え書き NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

時間のかたち 杉田早智子詩集

1991年12月、書肆といから刊行された杉田早智子(1938~)の詩集。著者自装。著者は東京生まれ、刊行時の住所は練馬区。 目次 Ⅰ 彷徨 背中 脱皮 種子 肩 位置 かげ 予兆 非在 <人形> <窒息> <Warp> Ⅱ 邂逅 倒木 倶利伽羅峠から 浮標 仮眠 夢のあと 退…

不眠の草稿 佃学詩集

1971年6月、母岩社から刊行された佃学(1938~1994)の詩集。装幀は国東照幸。著者は香川県生まれ、刊行時の住所は杉並区上荻。 本詩集はぼくがこのような形式で上梓する最初の詩集であることを記録しておこう。かつて自家詩集(非売品)をもったこともあるの…

水辺の朝 日鳥章一詩集

2010年5月、武蔵野書房から刊行された日鳥章一(1949~)の詩集。版画と水彩画は鈴木貴子、写真は日鳥章一。著者は銅版画家。静岡県小笠郡生まれ、刊行時の住所は静岡市葵区。 目次 朝になれば 光の時間 水炎 マイヨールの花 砂星 棒 光の水 街 午後の神託 …