2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

想空 金堀則夫詩集

1987年6月、白地社から刊行された金堀則夫(1944~)の第6詩集。装幀は倉本修。刊行時の著者の住所は大阪府交野市。 目次 無の華 空の壷 鬱わ 無性 真土 空像 壷 その接点で 土の空観 ひの壷 石笛 砂笛 石 石気 石の庭 石祭り 聖なる石 木と空と五輪塔 空・…

灯台 山川久三詩集

2009年12月、土曜日術出版販売から刊行された山川久三(1929~)の詩集。装幀は森本良成。エリア・ポエジア叢書10。著者は高知市生まれ、刊行時の職業はギャラリー勤務、住所は板橋区。 目次 春 灯台 待ちながら ジーパン 晩夏 蒲団 ワルツ カプセル おとう…

平鍬を肩にした少年 小松弘愛詩集

1998年8月、花神社から刊行された小松弘愛(1934~)の第8詩集。著者は高知県生まれ、刊行時の住所は高知市。 目次 幸せ(ポール)の木 桃の雨 静物画 空中鬼 雀もまた 闇 鳥の糞 おうい雨蛙よ 雀の森 宍喰へ 虫浄土 平鍬(じょうれん)を肩にした少年 少し…

幸福への招待 ヨガ秘伝の公開 三浦関造

1953年2月、東光書院から刊行された三浦関造(1883~1960)によるヨガ解説本。三浦は大正時代からのオカルティスト。 目次 一 智慧と力の源泉 二 実話の発端 印度の一小学教師が全米を驚かす 三 不死の救世主ババヂ 四 大聖ババヂとその弟子ラヒリ・マハサヤ…

草むらの生体 倉尾勉詩集

1981年8月、櫓人出版会(ねじめ正一)から刊行された倉尾勉(1950~2002)の第2詩集。装幀は秋山法子。付録栞は、青木はるみ、阿部岩夫、鈴木志郎康。著者は和歌山県辺路町生まれ、刊行時の住所は八王子市。 ある日、私はいま住んでいる東京都下、八王子の周…

日用。釦ナド たかぎたかよし詩集

1998年9月、編集工房ノアから刊行されたたかぎたかよしの第5詩集。刊行時の著者の住所は明石市。 目次 鍵 釦 傘 物指 栓 皿 蝶番 止まり木 顔料 切手 鈴 糸 把手 瓶 袋 枕 墨 発条 押花 櫛 鋏 図面 鏡 後記 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオク…

夢の飼育 山崎富雄詩集

1986年8月、木精書房から刊行された山崎富雄の詩集。 目次 出発 夢の飼育 ひとに こいうた 街角で 航海 海よ 恋歌のために 潮の記憶 我が埋葬 骨 彷徨 林檎を齧らねば…… 日常 贈る言葉 海・断想 歌 旅へ NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで…

エフェメラの夜陰 林美脉子詩集

2015年1月、書肆山田から刊行された林美脉子(1942~)の第7詩集。装幀は亜令。 目次 Ⅰ エフェメラの夜陰 月虹 招きのリル 水葬の花 神韻・魂揺らし 鳥の聲 Ⅱ 窖の舞 想牢夢 風の廃墟 秋の河口 ナソリ 雪昏 密告 陰刻のおんおんおん 死の罠 NDLで検索Amazon…

僕の詩と眞實 森本忠

1968年7月、日本談義社から刊行された森本忠(1903~)の自伝。装幀は乙葉統。 目次 一、美しき日日 二、青春の決算 三、新しき出発 四、或る激情 五、新舊の友 六、戦中作家の一例 七、戦時下の往来 八、実際家の群 九、爆弾の下 一〇、最後のあがき 一一、…

西けらく駅 根本明詩集

1992年1月、ミッドナイト・プレスから刊行された根本明(1947~)の第5詩集。装幀は金城秀明。付録栞は中上哲夫。著者は宮崎県生まれ。 前詩集を出した後、「荒涼地帯」という連作で、東京湾東岸の埋立地の風景を描こうとした。だが、ふりかえるとそれらの言…

蛙の寝言 荒木精之

1964年3月、日本談義社から刊行された荒木精之(1907~1981)の随筆集。カバーは伊藤研之。 目次 ・蛙の寝言 漱石夫人投身事件 文豪の書斎のランプ 「草枕」と熊本人 湯田にて 松陰と鼎蔵 萩の町 秋芳洞の中で 熊本名士劇 大空武左衛門 相撲界の大恩人 吉田…

分別の盛り場 奥村真詩集

1996年11月、白地社から刊行された奥村真(1949~2009)の第4詩集。装幀は間奈美子、写真は安田有。刊行時の住所は杉並区阿佐谷北。 「詩は人間に一対一で話しかけ、仲介者ぬきで人間との直接の関係を結ぶ」 「亡命は、普通なら一生かけて辿り着くようなとこ…

かまいたち 奥村真詩集

1988年12月、編集工房向う河原から刊行された奥村真(1949~2009)の第1詩集。装幀装画は森獏郎。 目次 妖しい事情 かまいたち 歯史欠損 地上権 同期会の 小菅の『なか』 シティライフ 日替り定食 サラバサアレ 股のおこしを 目鼻の付けどころ 『するとなに…

俳人原石鼎 鑑賞と生涯 小室善弘

1973年4月、明治書院から刊行された小室善弘による原石鼎の評伝。 目次 序にかえて 原石鼎の位置 鑑賞編 伝記編 一 深吉野以前 石鼎のなかの混沌 浪漫的心情はいかに馴化されたか 俳句との結びつき 二 深吉野時代 明治四十五年春深吉野入山以後、大年二年九…

秋分線 吉野令子詩集

1995年8月、思潮社から刊行された吉野令子の第2詩集。付録栞は、新井豊美「内部を語る文体の魅力」、鎗田清太郎「逆流する幻想的自己」、倉橋健一「『秋分線 ritornello』考」、辻井喬「輝かしき告知」。 目次 げぇむ日和 午後の誘い 冷菜 透き徹った時刻に…

蝸牛の家出 綿貫千波詩集

1998年7月、湯川書房から刊行された綿貫千波の第2詩集。著者は三重県南勢町生まれ、刊行時の住所は寝屋川市。 目次 Ⅰ部 家族 夕ぐれ 夏雲 家族 鳴き声 トルコ石 灯影 夕空 入江 Ich Liebe Dich ペルシア 杣道 美しい毛糸 晴れ間 Ⅱ部 冬の右手 海へ 人形の部…

北帰行 外岡秀俊

1976年12月、河出書房新社から刊行された外岡秀俊(1953~2021)の長編小説。第13回文藝賞受賞作品。装幀は若林奮。限定500部の特装版は1977年2月刊行。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

家族の午後 細見和之詩集

2010年12月、澪標から刊行された細見和之(1962~)の第5詩集。装幀は森本良成。第7回三好達治賞受賞作品。著者は篠山市生まれ。刊行時の職業は大阪府立大学教授。 目次 Ⅰ 手前の虹 罪と罰 掃除機 転んだ娘 夜の舟 他者 ウンチをする私の娘は真剣である 父と…

バベル パティ・スミス詩集

1994年1月、思潮社から刊行されたパティ・スミスの詩集。翻訳は山形浩生、中上哲夫、梅沢葉子。装幀は芦澤泰偉。 目次 序文(日本版へのパティ・スミスからのメッセージ) [山形浩生訳] Ⅰ ラジオ・エチオピア[山形浩生訳] 通告 notic イタリア(ラウンド) ita…

不凍港 児玉兵衛

1975年4月、日本情報センターから刊行された児玉兵衛の短編小説集。 目次 歳月 石の花 不凍港 海鳴り 雑草の道 女人蕭蕭(にょにんしょうしょう) NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

未知の界へ 北畠八穂

1958年10月、大日本雄弁会講談社から刊行された北畠八穂の長編小説。装幀は三谷十糸子。ロマン・ブックス。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

黒い風の中を 北満に散った女学生部隊の悲録  楳本捨三

1950年9月、鱒書房から刊行された楳本捨三の短編小説集。グリーン新書。 目次 黒い風の中を 夫のある未亡人たち 女は逃げられなかつた あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

詩を書く少年 三島由紀夫

1956年6月、角川書店から刊行された三島由紀夫の短編小説集。角川小説新書。表紙は高橋忠弥。 目次 詩を書く少年 復讐 江口初女覚書 家庭裁判 牡丹 山の魂 商い人 志賀寺上人の戀 あやめ 戀重荷 鴛鴦 おくがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフ…

ボイシャキ・メラ 山本博道詩集

2009年7月、書肆山田から刊行された山本博道の第3詩集。装画は百田智行、装幀は亜令。 目次 伽藍洞 ゴミ箱の話 タージ・マハルの風 ふたつの仏塔がある街 旧王宮広場の朝 カトマンドゥ盆地の人びと フエ王宮 青いカッターマットの上で 『世界を見る目が変わ…

根来真知子詩集

1989年5月、近文社から刊行された根来真知子(1941~)の第5詩集。日本詩人叢書86。著者は中国天津市生まれ、刊行時の住所は京都市右京区。 なんで詩を書くんだろうと、答のでない問を自分に問いかけつつ、考えてみれば四半世紀を詩とかかわってきたことにな…

草分けの家 倉尾勉詩集

1976年5月、私家版として刊行された倉尾勉(1950~2002)の第3詩集。著者は和歌山県生まれ。刊行時の住所は小金井市。 この詩集を亡き父にささげる。 その生涯を山村の亡びていく農にそって生きた父は、先年、それが救いであるかのように、高所から身を投げ…

わが山川草木 岡田哲也詩集

2009年10月、書肆山田から刊行された岡田哲也(1947~)の第7詩集。装幀は亜令。著者は鹿児島県出水市生まれ、14人兄弟の末っ子。 今から四十年以上も前のことだ。 新宿のさるロック喫茶でライブを聴き、トイレに立った時、隣に来たロカビリアンが、用を足し…

塵 山田今次詩集

1997年5月、待望社から刊行された山田今次(1912~1998)の第7詩集。著者は横浜市生まれ、刊行時の住所は横浜市西区。 目次 デニムとヘルメット ニンゲンⅠ 地球Ⅲ ト、イウ神 フト、フト ナニ コトハ、コト ユウレイ、ヨ ソシテ、ソノ てや、てんてん 人間 ベ…

空の壜 松元泰介詩集

1998年8月、ミッドナイト・プレスから刊行された松元泰介の第1詩集。 小学2年生の夏休み、空の壜に、クレヨンの絵を一枚つめ、多摩川まで自転車をこいで流しに行ったことがある。絵には、ぼくの将来の夢、車掌になり、古い汽車に乗って草いろの原をゆく絵を…

K市民 萩原健次郎詩集

1993年10月、思潮社から刊行された萩原健次郎(1952~)の連作詩集。装幀は間村俊一。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索