2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

文圃堂こぼれ話 中原中也のことども 野々上慶一

1998年3月、小沢書店から刊行された野々上慶一(1909~2004)の随筆集。 目次 Ⅰ 思い出深い出版物 「文圃堂」のこと 詩集『山羊の歌』のころ 「山羊の歌のこと」 補記 賢治全集の紙型 賢治作品を芝居にした男 大佛次郎先生の思い出 若い頃の昇平さん 大岡昇…

音楽 三島由紀夫

1965年2月、中央公論社から刊行された三島由紀夫の長編小説。表紙画はデューラー、題字・レイアウトは神野八左衛門。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

詩的唯物論神髄 安里健詩集

2002年12月、スペース伽耶から刊行された安里健の詩集。装幀は安斎徹雄。 目次 自序 推薦の冥利 長谷川龍生 Ⅰ グローバル化時代に対応した日本国歌オルタナティブ斉唱(黙読不可) 屁威性癌年一月八日 南アフリカ共和国における名誉白人による市場至上主義宣言…

毛深い沙漠を、横切って――。 河村悟 高松衣緒里 

1995年8月、未来工房から刊行された河村悟と高松衣緒里の詩画集。装幀は潤玲工房、写真は青木外司。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

黒衣の旅人 河村悟詩集

2006年10月、書肆あむばるわりあから刊行された河村悟の詩集。編集制作は牧歌舎。表紙画は著者。 目次 Ⅰ(永遠の 果実 が割れる) Ⅱ(緑なす 地獄 のような日々よ) Ⅲ(ひときれの 世界の肉の) Ⅳ(美しい 霊 が到着する) Ⅴ(もはや 思い煩うな) Ⅵ(黒い …

転変・全方位クライシス 八重洋一郎詩集

2022年5月、コールサック社から刊行された八重洋一郎の詩集。装幀は松本菜央。 沖縄の施政権が米国から日本国へ移ってから五十年が経った。ということは私の第一詩集から五十年経ったということでもある。この五十年の間、日本国と琉球国という具体的対象を…

空一面のうろこ雲 亀山巌

1987年10月、名古屋豆本から刊行された亀山巌のエッセイ集。著者自装。 目次 栄養不良の青春 空一面のうろこ雲 新富町三丁目界隈 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

掌の地図 森内俊雄

1970年5月、潮出版社から刊行された森内俊雄の第2エッセイ集。装幀は熊谷博人。 目次 Ⅰ 日を創る 琥珀のなかの蠅 一枚のレコード 巌とせせらぎ 日録抄 帰ってきた空 不分明の視力 光と影の往還 夢の中なるちのみ児朔太郎 地の塵 いのちの息 法王の訪日 日を…

抽斗の中のイロニー 井原秀治詩集

2002年12月、思潮社から刊行された井原秀治の詩集。 目次 Ⅰ 妄想の病魔 無益な詩行 恥ずべき妄想 義眼について J'ai mal カルミナ風の悼詩 Y狂人病院幽閉者一覧 死にゆく者への慰撫詩 フローラ変形譚 君はお笑いである 来るべき女たち 保育室の中の悲劇 脳器…

かめれおんの時間 奥田春美詩集

2008年6月、思潮社から刊行された奥田春美の第3詩集。著者は香川県生まれ。 目次 ふようの家 スコール ドクダミとり はじまりからはじめる 準備 くらやみをだく 記憶のひふ あかちゃんがきた 疾走する 十一月をふんばる カラダ 泳ぐ女 広目天に恋した 「つよ…

海の若人 須川邦彦

1955年2月、海洋文化振興から刊行された須川邦彦の海洋短編小説集。表紙、扉は島村三七雄、カットは須川貞子。遺稿。 目次 海の決闘 カンボヂャ号の少年 オットセイを追って 老海員物語 運命の船首飾 エムデン号と森船長 燈台の光は消えず あとがき NDLで検…

灰色の鳥 森内俊雄

1969年12月、潮出版社から刊行された森内俊雄の第1エッセイ集。装幀は熊谷博人。 目次 Ⅰ 日記その他 灰色の鳥 黒い帽子の女 赤い酒 港野喜代子さんの思い出 魔の"肩"を持った男 歩行者天国の悪夢 泳ぐナマケモノ伝説 ためらい書き 霧の中 夏の旅 墓の顔 喋る…

モスリン横丁 中本たか子

1950年4月、冬芽書房から刊行された中本たか子(1903~1991)の長篇小説。装幀は永井潔。中本の夫は蔵原惟人。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

藤村 伊藤佐喜雄

1948年2月、惇信堂から刊行された伊藤佐喜雄(1910~1971)による島崎藤村(1872~1943)の評伝。新選詩人叢書。 目次 Ⅰ 青春の書 Ⅱ 詩人の生ひ立ち Ⅲ 若き日の悩み Ⅳ 修行と遍歴 Ⅴ 生のあけぼの Ⅵ 詩人は何を見たか Ⅶ 小諸なる古城のほとり Ⅷ 永遠の道 年譜…

マラナ・タ終篇 森内俊雄

1974年8月、文藝春秋から刊行された森内俊雄の短編小説集。装幀は持田健史。 目次 眉山 薄陽 マラナ・タ終篇 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

桃花潭 野口忠夫詩集

1987年12月、ワニ・プロダクションから刊行された野口忠夫(1936~)の第1詩集。表紙は野口直子。著者は呉市生まれ、刊行時の職業は映像新聞社代表取締役、住所は柏市。 目次 ミズナギドリの死 揚羽蝶 オオミノガ あやに愛しき たゆたひ とんぽジジー ニュー…

骨川に行く 森内俊雄

1971年7月、新潮社から刊行された森内俊雄(1936~)の短編小説集。装幀は赤坂三好。「<傷>」は第64回、「骨川に行く」は第65回芥川賞候補作品。 目次 春の疾走 <傷> 影の海 骨川に行く NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

カルサイトの筏の上に 仲地裕子詩集

1978年4月、オリジナル企画から刊行された仲地裕子(1945~)の第2詩集。現在の筆名は沖野裕美。 目次 夢 ハンター いさかい 死者 旅のはじまり なみだとって さくら期 出発 卵割 忍びがたり 夢の形式 プリマス・ロックの孵卵室 カルサイトの筏の上に ランブ…

日本詩歌史 槙村浩

1995年10月、平和資料館・草の家から刊行された槇村浩(1912~1938)の評論集。1935年に執筆された原稿コピー316枚を整理したもの。原稿起こし、注作成、校正は、小川晴久、西森茂夫、猪野睦。 目次 第一章 序論 第二章 日本原始共産制時代の詩歌 第三章 日…

詩人が唄うとき猫が欠伸する 黒川洋

1998年6月、皓星社から刊行された黒川洋(1943~)の第3詩集。表紙は竹中英太郎、装幀は藤林省三。編集協力は大村茂。 目次 他人的言辞による戯れ唄 被曝 中年のための子守唄 もどきの唄 泡 鳥の唄 宛て名の無い手紙 流行り歌の唄 冥土への便り 陳情 ぽいぽ…

文學の旅・兵庫縣 宮崎修二朗

1955年10月、神戸新聞から刊行された宮崎修二朗(1922~2020)による兵庫文学案内。装幀は須田剋太。 目次 一、神戸の卷 二、阪神の卷 三、丹波・但馬の卷 四、播磨の卷 五、淡路の卷 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

ソールランドを素足の女が 仲地裕子詩集

1973年7月、思潮社から刊行された仲地裕子(1945~)の第1詩集。装幀は北小路均。第4回高見順賞候補作品、第24回H氏賞候補作品。現在の筆名は沖野裕美。 なかち・ゆうこ第一詩集は一九六九年夏に出版予定だった作品群に、新たに「わが島に関する異聞」と「遺…

ストリンドベルィ アトス・ヴィルターネン 宇津井恵正訳

1972年8月、理想社から刊行されたアトス・ヴィルターネンによるヨハン・アウグスト・ストリンドベリ(1849~1912)の評伝・翻訳は宇津井恵正。ロロロ・モノグラフィー叢書。 目次 ・流転の生涯 漂泊の宿駅(シユタツイオーン) スィリ 幸福な年月 最初の国外…

「戦後派」の研究 思想の科学研究会編

1951年6月、養徳社から刊行された戦後派(アプレゲール)に関するシンポジウムの記録。編集は思想の科学研究会。出席は宮城音弥、南博、関根弘、松本正夫、鶴見和子、鶴見俊輔。 目次 まえがき 戰後(プロローグ) 浮浪兒 戰後犯罪 賭博 競輪 新興宗敎 性風…

象徴主義の文学 アーサー・シモンズ 宍戸儀一訳

1937年3月、白水社から刊行されたアーサー・シモンズ(1865~1945)の評論集。翻訳は宍戸儀一。 目次 序論 バルザック メリメ ネルヴァル ゴオティエ フロオベエル ボオドレエル ゴンクウル リルアダン ゾラ マラルメ ヴェルレエヌ ユイスマン ランボオ ラフ…

ダフニスとクロエ 牧人の恋がたり ロンゴス 呉茂一訳

1948年8月、養徳社から刊行された古代ギリシャ・ロンゴスの小説。翻訳は呉茂一。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

小鳥の園芸師 トニー・デュヴェール 山田稔訳

1982年12月、白水社から刊行されたトニー・デュヴェール(1945~2008)の散文集。挿絵はアンヌ=マリ・スールシエ。翻訳は山田稔。 目次 洟浚え 尻拭い 時計読み 硝子割り 皮剝ぎ もの書き 小鳥の園芸師 さわり屋 跳びのり屋 見張り 裁き屋 検閲屋 身代り 渡…

壁に描く マフムード・ダルウィーシュ 四方田犬彦訳

2006年8月、書肆山田から刊行されたマフムード・ダルウィーシュ(1941~2008)の詩集。翻訳は四方田犬彦。装幀は亜令。著者はパレスチナ独立宣言の起草者。 目次 道のなかにさらなる道 この大地にあって また野蛮人がやって来る 死んでいるわたしが好き 山裾…