2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

黄色い運河 草川俊

1958年11月、光風社から刊行された草川俊の作品集。装幀は岡村夫二。表題作は第39回直木賞候補作品。 目次 黃色い運河 水の上の死 暗い部屋 李英淑 通夜の客 霧の中の火葬 運河館 孫文明 乾いた道 檻の中 脱出 國境の小さな町 NDLで検索Amazonで検索日本の古…

赤い太陽 中山正男

1959年5月、第一世論社から刊行された中山正男(1911~1969)の長編小説。 目次 第一部 第二部 第三部 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

秋晴れ 津村信夫

1988年8月、潮流社から刊行された津村信夫(1909~1944)の未完小説集。カバー装画は市川晃。 目次 秋晴れ 小児の筆 子供部屋 夏の友達 みかんの木 老夫婦 みるきい うゑい傳説 岩魚姫 戸隠小品 西洋の花 山中 牧場 少女 汽笛 解説 大木実 津村信夫未完散文…

若きウタリに バチラー八重子歌集

1974年2月、北海道編集センターから復刊されたバチラー八重子(1884~1962)の歌集。復刻双書<北海道の名著>第2巻。元版は1931年4月、東京堂から刊行された。アイヌ語部分の訳註は金田一京助。 目次 若きウタリに 養父母 逝きし父にささぐ 故鄕 逝きし姪に…

独身病 増田みず子

1983年7月、新潮社から刊行された増田みず子(1948~)の短編小説集。装画は有元利夫。 目次 隙間の構図 独身病 初めの加害者 一身上の出来事 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

<孤体>の生命感 小説と生命の論理 増田みず子

1987年12月、岩波書店から刊行された増田みず子の評論集。「作家の方法」シリーズ。 目次 プロローグ――小説へ 〈孤体〉として 生命を考える 1 生命体としての都市――『夢の島』を読む 増殖する土地 生命の循環 2 醜い星――『妖星伝』を読む デフォルメされた…

黄昏伝説 藤森益弘歌集

1978年1月、短歌人会から刊行された藤森益弘(1947~)の第1歌集。装幀装画は金城龍男。著者は大阪府生まれ、刊行時の著者の職業はサン・アド勤務CMプロデューサー。 八月にはいると雨ばかり降り、気温の上がらない日が続いた。そのさむい夏の終りに、やっと…

ひたくれなゐ 齋藤史歌集

1976年9月、不識書院から刊行された齋藤史(1909~2002)の第8歌集。装幀は司修。原型叢書第15編。第11回迢空賞受賞作品。著者は東京市四谷区生まれ。 昭和四十二年から、昭和五十年のあいだの七百十五首。八冊目の歌集です。あらためて見直すと消したくなる…

花墓標 井上由雄詩集

1969年2月、新樹社から刊行された井上由雄の第2詩集。 第一詩集「室生寺」を出してから四年になる。あれから書きためたものを纏めて一冊にする。 私にとって、一生懸命に生きることは、一生懸命に詩を書くことだということが、ときには堪えられなくなる苦悩…

無限軌道 永田和宏歌集

1981年11月、雁書館から刊行された永田和宏(1947~)の第3歌集。 目次 Ⅰ 饗庭抄 一条戾橋 山猫 きみ問わば――「ペンローズの三角形」的対位法の試み 肉体の思想――マルセル・マルソー頌 Ⅱ 初夏の死者 帆 反挽歌<火> カリブの真珠――ELVIS! ELVIS! 戻橋 落下点 …

匪賊の笛 森崎和江

1974年11月、葦書房から刊行された森崎和江(1927~2022)の評論集。 目次 Ⅰ 朝やけの中で アイヌ系にほん人 島の自画像 民衆ことばの発生 未熟なことば・その手ざわり 肉体のことば 創造性の変革とその継承 内語とこども Ⅱ 差別と禁忌 京ノ方ヲ向イテ拝ムガ…

小説的強度 絓秀実

1990年8月、福武書店から刊行された絓秀実(1949~)の評論集。カバー写真は湯地定正、装幀は中島かほる。 かつて、ある畏敬するひとに、最初の拙著を、「今どき、こんなに簡単な本を書いていいのか」と評していただいたことがあって、その言葉は、以来ずっ…

結晶亜結晶 永井元章詩集

1991年10月、牧羊社から刊行された永井元章の詩集。ブックデザインは渡部俊慧、イラストは著者。 目次 時間 夕方 花 雨 雨二 風景 MAD 心象 夏 欲情 月夜 墓場 植物 病室 冬 ガラスの月 たましい 月 黄金虫· 湿原 夏葬 落雷 怖い 砒素 冷 馬車 泣く女 犬 凪 …

虚 橋閒石句集

1985年4月、現代俳句協会から刊行された橋閒石(1903~1992)の句選集。現代俳句の100冊35。装幀は上口睦人、写真は田沼武能。 前記「虚の意味するもの」において、私はまず、この句集を編むに際してとった方針のことに触れた。それはまた、そこから生じた不…

かなしみという名の爆弾を 能祖將夫詩集

2017年12月、書肆山田から刊行された能祖將夫(1958~)の第4詩集。装画は三嶋典東。著者は新居浜市生まれ、刊行時の住所は相模原市。 目次 Ⅰ 後八千の葉 エクスプレッション 変身! 細胞には海の記憶が刻まれている 参詣 霊媒と詩人 盆の上 海の家 魚は海に…

愛と孤獨 朗読のために 臼井喜之介詩集

1955年10月、白川書院から刊行された臼井喜之介(1913~1974)の詩集。 目次 序歌 吉井勇 自序 臼井喜之介 ・愛の歌 愛の歌 待つことの切なさ 孤獨について 季節 ともしびのかげに 地虫のうた 無題 沼 ・秘唱 秘唱 ある夜に 柿の實の抒情 雨 灯の見える山路 …

葦を焚く夜 井手則雄詩集

1952年7月、葦會から刊行された井手則雄(1916~1986)の第1詩集。写真は田村茂、北原功。 目次 序章 ユリア 第一の夜 丘 第二の夜 掌 第三の夜 塔 灰 鳥 第四の夜 旗 第五の夜 祭 海 第六の夜 壁 第七の夜 眼 第八の夜 断章 墓地 馬群 港 隆起台地 第九の夜…

蝶の幻想 駒崎盤詩集

1975年5月、深夜叢書社から刊行された駒崎盤の第2詩集。版画・装幀は福羅好智。著者は茨城県岩井市生まれ、刊行時の住所は取手市。 目次 Ⅰ 影と口笛 脱穀 道 夕陽 蝶の幻想 夢の中の自画像 落葉の峡 出発 啄木鳥 Ⅱ 鴉I 鴉II 鸚鵡I 鸚鵡II 猿I 猿II 凍て空 病…

うぐいすの招き 日々の紀行 永瀬清子

1983年11月、れんが書房新社から刊行された永瀬清子(1906~1995)のエッセイ集。装幀は宮園洋。著者は岡山県赤磐郡豊田村熊山生まれ。 同人誌『女人随筆』の誌上に発表していたもののうち、「日々の紀行」として書いていた二十五篇をここに集めました。 『…

穴ぐらを出ると街がある 粟田茂詩集

1976年8月、新日本文学会出版部から刊行された粟田茂(1929~)の第1詩集。新日本文学会詩人叢書。著者は奈良県生まれ、刊行時の住所は奈良市東紀寺町。 どしゃ降りは別として、少々の雨なら私は傘をさしません。頭上をおおうあの黒い影が穴ぐらのイメージに…

思慮の化石 伊藤勝行詩集

1969年7月、詩宴社から刊行された伊藤勝行の詩集。装幀は出岡実。詩宴シリーズ11。 目次 胎児 今という時間についての五章 石がき リンゴ みえない殺意 太陽に還える 子守歌 青ざめた闇をたたえて 石肌の血 影のねがい 思慮の化石 あとがき NDLで検索Amazon…

庭の王 岩崎美弥子詩集

2017年5月、詩游舎から刊行された岩崎美弥子の第3詩集。装幀は田村晴樹。 目次 アータゴ山にて 野生の花 庭の王 先住者 バトル 蟹 じらいや 萬年青鉢 小さなお茶会 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

ベニスのふうりん草 黒田維理詩集

1993年8月、海人舎から刊行された黒田維理(1929~2005)の詩集。絵は松浦安弘。225部限定。 目次 CARNAVAL DE VENISE 生きている歓び ベニスのふうりん草 関連リンク 詩人の黒田維理、没後5年も脚光なお、寺山修司の手紙など個展開催中/神奈川 NDLで検索Am…

心象詩集 遠地輝武詩集

1956年3月、昭森社から刊行された遠地輝武(1901~1967)の詩集。著者は兵庫県飾磨郡八幡村生まれ。 目次 序詩(歌) 五月から六月の詩 春の落葉 つつじ 梨の花 タンポポ やまぶき 紅ばら あじさい 紅バラ 柿若葉 ダリア 鬼百合 風景の詩 風景 1 風景 2 風…

微かな余韻 詩と日常と 本多寿

1997年8月、本多企画から刊行された本多寿(1947~)の散文集。 目次 ・評論 高雅な美しさを湛えて 高森文夫詩集『舷灯』のことなど 詩篇『秋と霧島』をめぐって 富松良夫のエロース 詩集『鹿の声』雑感 久宗睦子詩集『鹿の声』 異界から異界への通路に佇む…

現代詩史の地平線 その時代に出会った人々 秋谷豊

2005年10月、さきたま出版会から刊行された秋谷豊(1922~2008)のエッセイ集 目次 Ⅰ 戦後詩青春の出発 ・昏い時代のひとつの前奏 序章 詩との出会い 戦火の果てに 平野の遠景 古代の推理 詩人の運命 習作時代―「日本少年」と「芳水詩集」 「芸術科」の頃 詩…

ニシパの祭 木村不二男童謡集

1958年8月、山音文学界から刊行された木村不二男の童謡集。表紙扉画は永野栄治郎、木版彫刻は赤木三兵。 目次 ・『赤い鳥』時代 風 春風 ごろごろ沼 眼 もやの夜 はまなす よしきり 浜べの村 山の山 夜ふけ 雪みち 床屋で 春さき 荒野 まんさく 船の上で 墓 …

広島詩集 1965 原爆投下20年号

1965年7月、広島県詩人協会から刊行されたアンソロジー詩歌集。表紙は浜本武一。 目次 「平和の訴え」・湯川秀樹 序文 荏原肆夫 Ⅰ 呪いの日・怒りの日 その瞳は澄んでいた 新井敏彦 うめぼし 池田ソメ ニセアカシア 池辺よみこ その夜 石垣智里 歴史のひとこ…

ことばのうた まど・みちお詩集

1975年11月、銀河社から刊行されたまど・みちお(1909~2014)の詩集。企画・編集は周郷博、門馬正毅。装画は著者。著者は山口県都濃郡徳山町生まれ、刊行時の住所は川崎市多摩区。 目次 ・日本語ごっこ 「ことばあそび」のうた たんいくらべ ちがいくらべ …

人間のうた まど・みちお詩集

1975年5月、銀河社から刊行されたまど・みちお(1909~2014)の詩集。企画・編集は周郷博、門馬正毅。写真は森田一朗。著者は山口県都濃郡徳山町生まれ、刊行時の住所は川崎市多摩区。 目次 ・人間の目 人間のうた 人間の目 いつから あの橋をつくったのは …