その他詩集

理由のない季節に 松本高直詩集

1979年10月、紫陽社から刊行された松本高直(1953~)の詩集。 目次 反歌あるいは<恋歌> 暗い日曜日 晨へきみは 理由のない季節に 私たちの祭り 流亡の朝 恋歌 少女期 ターフェル・ムジーク 川のほとりで 亡命 見知らぬ声に レクイエム 恢復期 NDLで検索Am…

秩父困民党のバラード 浅尾忠男詩集

1997年9月、光陽出版社から刊行された浅尾忠男(1932~)の詩集。表紙書は橋本泰司。著者は堺市生まれ。 目次 序 虜囚のバラード 井上傳蔵 蜂起の日々はそのまま死出の道行で 田代栄助 おれは火蓋を切る男 加藤織平 まとまりて凄し木の葉の秩父颪(おろし) …

教育の天 野口茂夫詩集

1941年8月、東陽閣から刊行された野口茂夫(1907~1993)の詩集。 目次 (附)序 草場弘 ・春いまだ 二十三篇 肝油の球 天使たち 私が氣を附けをかけると 萬歳は昇天する 霧 遠足 オルガンについて 日だまり 馬揃へ 顏 春日 歴史 敗北1 煙草の始末 敗北2 T…

水辺の記憶 小見さゆり詩集

2022年7月、書肆山田から刊行された小見さゆり(1959~)の詩集。装画は福島世津子。著者は群馬県生まれ。 目次 まばたき 樹 秋の野 ピクニック 微熱 詩をつくるひと 1/2の寓話 巧の寓話 ミツバチ 傷口 詩のウォーミングアップ スキンヘッド 年間計画のつく…

ドールハウス 海東セラ詩集

2020年11月、思潮社から刊行された海東セラの詩集。装画は本田征爾。 目次 下廻り階段 床 プリズム 砂壁 デッドスペース 窓辺だけの部屋 ドールハウス 天井 屋根裏 夜の食卓 ミルク 庭 仮寓 縁の下 外壁 動線 廊下 あしあと 換気 たてまし 永久 オープンハウ…

夢の原型 安藤一宏詩集

1975年8月、サンリオ出版から刊行された安藤一宏(1947~)の詩集。装画・装幀は村上芳正。 目次 おそい夏 みちゆき 夢絶ち 海に 拵えた花 哀歌 豊かな海 一輪ざしの唄 波形は壊される以前の希望をもちながら おとなたちへの挽歌 秋で 海で 禁制 ある男に 片…

夜よさらに憎悪をきたえよ 69.5~72.5 稲木豊実詩集

1972年10月、ぷろだくと叛乱から刊行された稲木豊実(1949~)の第1詩集。叛乱叢書1。 この詩集は、一九六九年五月から一九七二年五月までの間に書かれた詩篇を編んで一本としたものであり、実質的には私の処女詩集と云ってよい。作品の掲載順序は冒頭の「海…

駱駝の背に虹を乗せ 倉本竜治詩集

2005年5月、思潮社から刊行された倉本竜治(1935~2003)の遺稿詩集。題字は木本禜子。著者は大田区大森生まれ。 目次 戸隠便り 旅立 今日の風 暮れなずむ夕べには 出産の朝 登攀 女 蝸牛のような子 しずかな晩 パンドラの箱 玄関 競馬 噴水 鈴虫 ぼくはナマ…

虹の轍 柚原律子詩集

1970年12月、風濤社から刊行された柚原律子(1936~)の第1詩集。装画は一色邦彦。著者は茨城県竜ヶ崎市生まれ、刊行時の職業は東京都民政局勤務、住所は茨城県牛久町。 目次 序 英美子 ・第一部 光彩Ⅰ 光彩Ⅱ 少女の眼 ひとり 花びらの紅を 唇 青 想い 無題 …

流れる時のなかで 米田和夫詩集

1968年12月、週刊てんおん編集部から刊行された米田和夫(1927~)の詩集。著者はマレー半島ジョホール州パパン河ゴム園生まれ。 目次 そのⅠ ヴォストークKよりリーザへ そのⅡ 旅をするとは そのⅢ 海辺にて そのⅣ ポプラ そのⅤ 雜木林 そのⅥ 貝がらと人 その…

夢にも思わなかった 佐野豊詩集

2023年5月、七月堂から刊行された佐野豊の第1詩集。装幀は秋山花。附録栞は松下育男「ひとりの詩人ができあがってゆく」。 目次 暖のとりかた 朝アパートを出たら こえのほし だらんと妻が 蓋 性 いっこのリンゴ てなぐさみの詩 つくしんぼう ふたしか 日常…

やがて誰も居なくなる 上田修詩集

1991年10月、宝文館出版から刊行された上田修(1915~?)の詩集。装幀は城尚衛。著者は東京生まれ、刊行時の著者の住所は品川区東五反田。 そして半世紀が過ぎ去った。 中野嘉一先生の「前衛詩運動史の研究」――モダニズム詩の系譜を何回も拝見しているうち…

新韻律詩抄 佐藤一英

1935年9月、小山書店から刊行された佐藤一英(1899~1979)の詩集。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

万華鏡 山本みち子詩集

1996年11月、潮流社から刊行された山本みち子(1940~)の第5詩集。著者は熊本県生まれ、刊行時の著者の住所は武蔵村山市。 目次 Ⅰ 万華鏡 さくら 金魚 蛍 椿の道 耳 茱萸坂 灯籠流し 鯉 い・の・ち 翔ぶ Ⅱ 眼 午後の向日葵 蟬塚 揺すられて 何の不思議もな…

葡萄酒いろの夜がきて 橋本碧詩集

1983年9月、炎樹ノ会から刊行された橋本碧の詩集。装幀は進藤潔。 目次 壁掛 鳥籠に 珈琲の店 橇 白木蓮 昼顔 木犀 刺繡 窓 夜霧 絹 匂い 小石 薔薇 壺 柵 水晶 月光 樹 椅子 噴水 告白 遁走 砂丘 仮面 面紗 蠟燭 骨牌 後記 NDLで検索Amazonで検索日本の古本…

山玩具 穂刈栄一詩集

1946年6月、新詩人社から刊行された穂刈栄一の詩集。新詩人叢書。 目次 序文・前田鐵之助 ・啾啾 立春 彼岸櫻の咲く頃 春色流暉 啓蟄 季節 迎春日記 朝雨 晩春 田舍 茱萸 桑の實 田舍の娘 村邑 啾啾 柿 朝川添ひの道で 氣配 初夏 寒夜 晩秋 禍ひ 爐邊夜話 山…

漂泊の日に 國満静志

1988年9月、皓星社から刊行された國満静志(1912~1987)の詩文集。著者は旧制高校卒業後にハンセン病発病。1938年長島愛生園に入所、1941年逃走、1947年多磨全生園入所。1957年から入退所を繰り返す。1972年以降は多磨全生園で過ごす。 目次 ・詩 このいの…

八月十五日 田村昌由詩集

1973年10月、日本未来派の会から刊行された田村昌由(1913~1994)の第7詩集。墨絵は甲斐巳八郎、油絵は久須耕造、装幀は河原宏治。 目次 ・桜 桜 旅順白玉山 三十里堡附近にて 機関車プレニ3号 八月十五日以後北京城外西郊にて 無花記 体温 下界 下界 老黄…

あかるい時間に 丸田麻保子詩集

2017年9圧、ふらんす堂から刊行された丸田麻保子(1969~)の第1詩集。装幀は和兎。栞は福間健二「夢の詩」。 目次 1 その場所で ドクダミ 川の淵に その場所で 森のカラス 水を運ぶ あかるい時間に 2 縦のままで きょうだいは 餃子物語 一月 詩集を買いに…

月色の圓舞曲 水原昇詩集

1983年8月、観相社から刊行された水原昇の詩集。 目次 ・『白い堡壘』より 逝く秋の歌 感傷的な唄 かなしく雨が降る 夜の夢のラルゴ ・『おるがんの唄』より 満月の短章 渡り鳥の来る頃 傷ついた愛の歌 鷹の唄 彫られざりし墓碑銘 春の雲のほとりに ・『戦中…

たくさんの窓から手を振る 中村梨々詩集

2012年4月、ふらんす堂から刊行された中村梨々の詩集。装画はcoca、装幀は和兎。付録栞は川口晴美「飛び立った言葉たちはどこまででも行ける」、杉本真維子「同じ空におおわれるまで」。 目次 ロシア 指先より先にあなたにたどり着くために そんな簡単なこと…

百舌のいる谷の村 奥田和代詩集

1966年9月、思潮社から刊行された奥田和代の第1詩集。表紙は丹波布。著者は兵庫県生まれ、刊行時の著者の住所は兵庫県氷上郡山南町。 目次 Ⅰ 消えた鳥 百舌(1) 百舌(2) 百舌(3) いのち しばいがはじまるぞ 化身の森 不思議な葉 ひろしま 二十世紀のお…

結晶亜結晶 永井元章詩集

1991年10月、牧羊社から刊行された永井元章の詩集。ブックデザインは渡部俊慧、イラストは著者。 目次 時間 夕方 花 雨 雨二 風景 MAD 心象 夏 欲情 月夜 墓場 植物 病室 冬 ガラスの月 たましい 月 黄金虫· 湿原 夏葬 落雷 怖い 砒素 冷 馬車 泣く女 犬 凪 …

かなしみという名の爆弾を 能祖將夫詩集

2017年12月、書肆山田から刊行された能祖將夫(1958~)の第4詩集。装画は三嶋典東。著者は新居浜市生まれ、刊行時の住所は相模原市。 目次 Ⅰ 後八千の葉 エクスプレッション 変身! 細胞には海の記憶が刻まれている 参詣 霊媒と詩人 盆の上 海の家 魚は海に…

葦を焚く夜 井手則雄詩集

1952年7月、葦會から刊行された井手則雄(1916~1986)の第1詩集。写真は田村茂、北原功。 目次 序章 ユリア 第一の夜 丘 第二の夜 掌 第三の夜 塔 灰 鳥 第四の夜 旗 第五の夜 祭 海 第六の夜 壁 第七の夜 眼 第八の夜 断章 墓地 馬群 港 隆起台地 第九の夜…

蝶の幻想 駒崎盤詩集

1975年5月、深夜叢書社から刊行された駒崎盤の第2詩集。版画・装幀は福羅好智。著者は茨城県岩井市生まれ、刊行時の住所は取手市。 目次 Ⅰ 影と口笛 脱穀 道 夕陽 蝶の幻想 夢の中の自画像 落葉の峡 出発 啄木鳥 Ⅱ 鴉I 鴉II 鸚鵡I 鸚鵡II 猿I 猿II 凍て空 病…

思慮の化石 伊藤勝行詩集

1969年7月、詩宴社から刊行された伊藤勝行の詩集。装幀は出岡実。詩宴シリーズ11。 目次 胎児 今という時間についての五章 石がき リンゴ みえない殺意 太陽に還える 子守歌 青ざめた闇をたたえて 石肌の血 影のねがい 思慮の化石 あとがき NDLで検索Amazon…

ニシパの祭 木村不二男童謡集

1958年8月、山音文学界から刊行された木村不二男の童謡集。表紙扉画は永野栄治郎、木版彫刻は赤木三兵。 目次 ・『赤い鳥』時代 風 春風 ごろごろ沼 眼 もやの夜 はまなす よしきり 浜べの村 山の山 夜ふけ 雪みち 床屋で 春さき 荒野 まんさく 船の上で 墓 …

四角いまま 武内健二郎詩集

2019年12月、ミッドナイト・プレスから刊行された武内健二郎(1950~)の第1詩集。インスタレーションは「亜空間」(窪田順)、装幀は大原信泉。著者は兵庫県佐用郡生まれ、刊行時の住所は神戸市東灘区。 身体が、何かに気づいて、何に気づいたのかわからぬ…

幽界より 小林茂詩集

2006年11月、書肆山田から刊行された小林茂の詩集。装幀は亜令。 目次 くものうえから とおりゃんせ 幽界より 幽界異聞 幽界片信 むみょう せなか しずく かぜのいたみ し をまさぐるゆびさきが 呪い 異説御伽噺 鬼 おにがなく そらの男 桃源郷 たましいはよ…