Wikipedia によれば1907年1月20日生まれの小田俊与は「沖縄県(自称は広島県)出身の洋画家、彫刻家、作詞家、政治ゴロ、反核運動家、特殊株主。『世界タイムス』『全東京新聞』[1][2]発行人、『政治大学校』参与、『東北・北海道開発期成会』会長。日本選挙史上最多の立候補歴を誇る。」
本詩集は1953年太陽出版社発行。表紙装画は鳥海青児。序文、扉絵は武者小路実篤。
一個の人間が、正直に感じたこと、又望んでゐることを、自分の声でうたつたのが、この詩集だと思ふ。しやれた、美しい文句はないが、率直に自分を歌つたり、自分の感じたことを、熱烈に叫んだりしてゐる所にこの作者の人となりの善良さが出てゐると思ふ。
口絵の著者近影。