1982年7月、砂子屋書房から発行された藤井貞和の第3詩集。
目次
- 狼 この日本に詩学もなければ、詩語も…
- 暗陸 瞽女たちは帰った、唄をのこして…
- 青のておごにああ 「青」を書くのは夢の色を…
- 朝潮の力 あんたがわたしの塚のまえを…
- 装身具 おぼえていますか。とどけてください。…
- 救国委員会 七月✕日、霊夢を見たので…
- 稗田 九月二十✕日、古事記の成立を…
- 額田 増田茂恭さんの発表した「歌垣」論は…
- 小さな夢 ヌチーカ・トリチビ、小さな夢…
- 水生地下(すいしょうじした) 千石剛賢氏が渡辺清美に…
- 日本の大火からしりぞくまりもちゃん 「まりもを投げないで」とわたしは…
- 全文引用、たぶん それからもう一つ、例えば…
- 鑑識課にて 私は見てきたばかりの数百枚の…
- 風と雨の記憶 秘められた発たん。その死に向きて…
- 『日本の詩はどこにあるか』の後に…………………