東京日記 リチャード・ブローティガン詩集

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1992年9月、思潮社から発行されたリチャード・ブローティガン(1935~1984)の第11詩集。翻訳は福間健二(1949~)。原書は1978年の発行。2017年、平凡社から復刊された。

 

 1976年5月から6月、日本に滞在したブローティガンは、日記をつけるようにこれらの詩を書いた。この1ヶ月半の瞬間瞬間を、自分たちが死者になった後の永劫の時間が捉える、ブローティガン固有の東京日記(帯文)

 

 一九七六年の五月から六月の東京の空の下に、日本語のわからないかれがいて、ハエをみつめたり、こわれた時計をもって歩きまわったりしていたと思うと、ちょっとふしぎな気がしてくる。私は翻訳しながら、石油ショックの後遺症で仕事口を見つけにくくなっていた一九七六年の東京の曇り空をずっと意識していた。

福間健二「訳者あとがきより」)

 

 

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東京日記/リチャード・ブローティガン(雨の日は本を読んでいたい)