1973年5月、サンリオ出版から刊行された入沢康夫(1931~)の第2評論集。装幀は林立人。
目次
- 現代詩の地獄下り
- 詩の創造
- 詩の未来に賭ける
- 詩人と狂気
- 「試論時評・一九六三年」より
- 幻想と詩の接点
- 擬物語詩の可能性
- 感受性の容れ物のはなし
- 詩の構成
- 「現代詩とは何か」について
- 詩の始原への遡及
- 怒りの詩
- ヌーボー・ロマン摂取についての一私見
- 「作品」の拒否
- 詩・言葉・書物
- 詩と小説の接近
- 夢の夢・小説の小説
- 詩にうちての三つの断章
- 「詩的」とは何か
- イマジネーションと詩
- 空洞考
- 合わせ鏡の無限廊下で
- 「詩」と「小説」
- 交通博物館で
- 作品の廃墟へ
- 「詩人」の「したたかさ」
- 口実について
- しらける言葉
- 詩におけるリアリズム、反リアリズム
- 詩と《自己救出》
- 記憶の彼方にあるもの
- 四次元世界の修羅
あとがき