1960年3月、荒地出版社から刊行された藤森安和(1940~)の第1詩集。現代詩新人賞受賞。
目次
- 十五歳の異常者
- 嘔吐
- あら。かわいらしい顔。―イヤラシイ子ダヨ―
- 夜空の子
- ガンバルノダ心臓よ。殺意だ。パンチだ。
- 「やっちまえ、やっちまえ」
- 笑うな。ぼくは真剣だ。
- たいしゅう野郎
- 性の逢びき
- うまれた。かわいそう
- 思イ
- アノ子ハ仕事ギライダ
- ばかやろうだよ。きさまわ。
- 死。におののく生。
- さあ。いこう。何処へいこう。
- 月夜に萎んだばら
- 喫茶と煙り
- 秋は恥ずかしい
- 言葉。死。消えた。
- 萎びた風景。
- 白と赤の叫び
- あじけない接吻の秋
- 幻影―太陽と月―
- だれももいない
- 村の祭り
- 欲情のさめた風景
- グロテクスな空想家
- 退屈に生きる
- 怒り
- 絶望の中の太陽
- 停止―兄への日記I―
- せっぷん―兄への日記II―
聖なる野蛮人〈鮎川信夫〉