1997年7月、書肆山田から刊行された入沢康夫(1931~)の第21詩集。装幀は亞令。
第39回毎日芸術賞受賞。
目次
- 死者(たち)の眠りのための子守唄
- 旅の男 その他
- 花まつり
- ことば・ことば
- 小品三篇
- ノスタルジア
- 妹
- 誤解
- 北国の遥かな記憶
- 時の経つ間
- 近世風の恋路
- 告別Ⅱ
- 疲労のうた
- 反社会的営為の罠
- 昔の唄
- 山の宿で
- 古里古景
- 昨日ぼくは
- 帰途
- 東はさびしい Nile Blue で
- 告別Ⅲ
- 蟹を喰ふ人々
- 準平原の雨
- かつて座亜謙什と名乗つた人への最後のエスキス
- 河港の冬
- 鴉
- わがライラック・ガーデン
- 江上夜宴歌
- 地の果ての村から
- ある妻の告白
- 冥府
- 三保の鷗
- 氷見の岬
- 梅雨の晴れ間