1987年6月、沖積舎から刊行された廣津里香(1938~1967)の詩集。装幀は藤林省三。
目次
- 私はいやだ
- 摩周湖
- 明日という言葉の空しさを知る者に
- 悲しみ
- お天気
- 雪
- アジアの十七才
- 優しい矢
- 語りつくされた話に結末を与えましょう
- 消せないアデュー
- 蘇生
- 焦点
- そうなの?
- 死神
- 私の人形
- 毒蛾
- ゆがんだ空間
- 赤いバラ
- 四月
- 十九才
- 二十才
- 四角
- 言葉
- ちり
- 四角いお城
- 狂人の夜明け
- 二十世紀の糾弾
- 条理の解明
- I 炎
- Ⅱ 青春
- Ⅲ 喪
- 頭の中の風車
- 死の壁を前にした自殺者の独白
- 大都会 私のうろこ
- 疑問
- 私の不可知論
- 対話
- 昨目砂のお城がくずれたの
- 民衆――彼らは0だ
- 飢えも渇きも今は鈍い
- 私はただのきれいな毒なんだわ
- 夜の森
- スカーレットは言った
- Pedagogy
- ブランディグラス
- 紙の花
- 無生物の詩
- 反抗的人間
- 量られた太陽
- 白い時
- そして事実だけが残った
- 青目の黒猫
- 地下住人
- 生のコミックダンス
- 死
- 春 溶けるその日
- 貴方のいない明日
- ? のようなもの
- 三月
- 私の Skelton
- 蝶の町
- 塗りこめろ
- 貝
- 私の宿命
- 自然
- 山猫
- 不在証明
- 鏡の向こうの少女
- 金属音
- Tchaco Chatte
- ビッグ・シティー そして春
- エメラルド 砒素 骨のトライアングル
- 牝猫の辞書
- Yesterday Is Absent?
- Messe Noire
- 深紅の涙を一しずく
あとがきにかえて
年譜