1970年7月、新潮社から刊行された光岡良二(1911~1995)による北条民雄(1914~1937)の評伝。装幀は麻田鷹司。
目次
序 河盛好蔵
- はじめに
- 少年の日
- 入院して来た北条
- 山羊小屋の片隅で
- 文学仲間
- 『間木老人』
- 二年目の夏
- 『いのちの初夜』
- 『猫料理』
- 二・二六事件の冬
- 死魔と放浪
- 帰郷と帰院
- 多作の秋
- 『重病室日誌』
- 『道化芝居』
- 『望郷歌』
- 末期の眼
- 二十四で死す
- 書き忘れの記
- 花輪騒動のこと
- 「北条文庫」顛末
- 北条周辺の人
- 式場隆三郎氏の北条印象記
- 北条文学の生命
- 回想――走り書的なアウトビオグラフィ