1986年7月、レアリテの会から刊行された内田公洋(1951~)の第1詩集。表紙装画は小紋章子。レアリテ叢書18。
「舟」三十一号から四十三号までの作品を発表順にまとめた。
三年間に十三編というのは少ない気もするが、「舟」への参加がなければ、一編も書けなかっただろう。とくに、中正敏、西一知の両氏に負うところが大きい。
(「あとがき」より)
目次
- 東京湾
- 海岸通りの白い空間
- 鳥
- 水先案內
- 泳ぐ夜
- 音の無い海
- 寄港
- 空席
- 未来
- 「元漁師」
- 散歩
- 汽水域
- 二つあるいは二つ以上の空間
あとがき