1957年12月、地球社から刊行された「地球」同人のアンソロジー。装幀は菊地貞三。扉絵は嶋岡晨。
目次
登攀 秋谷豊
- 蟬
- 荒野
- 読書
- 登攀
- 秋の遠方
- 歳月
繊い枝 新川和江
- 誕生
- 森へ行く
- ありふれた略図は
- 自叙伝
- chanson
存在と劫罰 大野純
- 異のない天馬
- 僕はどこにもいない
- その前夜
- 死胎児の歌
- 牝鹿の歌
孤独な兵士 高田欣一
- 燃ヤシテクダサイ
- 孤独な兵士
あがり牌 菊地貞三
- 長い廊下で
- 通路
- あがり牌
- 空港にて
- 雨
硬い種子 松永伍一
- 漁夫の昼餉
- あんどん
- 道
- 硬い種子
日誌より 平岡史郎
- 日誌より
- 夏
- 断章
- 風
- 木の芽どき
- やがて雨季
ふとした頃から 長谷目源太
- 樹について
- 音楽について
- ふとした頃から
- このわたしたちの窓から
厄祭の頃 岡田兆功
- アリア
- 夏の末に
- 打明け
- 秤れない
- 厄祭の頃
玉葱と観光ホテル 駒沢眞澄
- 玉葱と観光ホテル
- すべてが安息らしい安息におちついているが
- こどもは
- 麦とこども
- りんご園
- 特筆すべき快さがあるということを
スペクトル詩篇 嶋岡晨
- スペクトル
- 腐った世界
- プランクトン
- からっぽの鳥籠
- 野蛮人の声
キーター・ベーター 松田幸雄
- キーター・ベーター
予感 前田邦博
- 砂の影
- 服について
- 水
- 予感
- 夜の傷
- intermezzo
- 夕暮の村
墓地への童話抄 木口義博
- 墓地への童話五・六
樹木と風の下で 野沢郁郎
- 箱
- 樹木と風の下で
- 声
途上 武井清
- 途上
- エスカレータァ
- 空港
- テープレコーダァ
残酷な天使 緒方健一
- おやすみ
- 世界のこどもたち
- 残酷な天使
- 夜も昼も
道化の虚無 青柳信房
- 道化師の虚無
- 旅について
- 嘔吐
田園・幻想 宮沢肇
- 生れる馬
- 荒れた村
- 暗い眼.........
橋上舞踏会 小野連司
- 舞姫タイス
- 白鳥の思い出
- 牢獄劇場
海 中村隆子
- 海
- 森の中で
- 森の中で
- 日附のない死
射手 清水高範
- 射手
- 空
- 溢れる液体
- 体臭
- 海の近い廊下
- 夏の花
灯火について 赤井喜一
- 灯火について
十年 木下夕爾
- 風景
- 僕は
- 冬の野にて
- ルナパアクにて
- 十年
- つめたい風のひと吹きごとに
- 愛と死の歌
- 風景
- 室内遊戯
- 同行者
「地球」の立場をめぐつて 唐川富夫