大地 塔和子詩集

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 2002年10月、編集工房ノアから刊行された塔和子の詩集。カバー、扉絵は岡芙三子。

 すべての始めは大地からです。土と水と太陽からです。母なる土 のないところからは、なにも始まりません。
 大地の上のひとつである私という生きものも、喜怒哀楽すべての 感情にゆさぶられて、こんなにも豊かに複雑に生きてきました。そ して、その証である詩を残してきましたので、ここにその詩を記し てみます。
 生きて書ける。このことはなんとすばらしいことでしょう。地に 足をつけて、しっかりと生きてゆきたいものです。
(「後記」より)

目次

  • 尋常で
  • 明暗
  • 秋晴れ
  • 現身 
  • 夕陽
  • 火。
  • きびしい舌に
  • 占い
  • 再会
  • 影絵
  • 生(なま)さを 
  • 小石のように
  • 斜めになって
  • 拾う
  • 一条の光を
  • 思い出という果実 
  • 探す 
  • 夢 
  • 書く
  • 遊び 
  • 別れ 
  • 大地
  • 実り
  • 淋しさ
  • 漢字
  • ひととき
  • 書いている
  • 光るもの
  • 挨拶
  • さみしさ
  • 喜び
  • 待っている
  • 道づれ
  • 過去と未来のはざまで
  • はるかを見ながら
  • 重いものが
  • 弦楽器
  • 凡人
  • 果実

後記


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