1954年7月、俳句研究社から刊行された石川桂郎の創作集。表紙画は粛粲宝、題字は木津静一。表題作は第32回直木賞候補作。
目次
序 久保田万太郎
- 妻の温泉
- 雪の夜
- 夢
- 花冷え
- 年玉稼ぎ
- ハナクラゲ
- 鶴川日記
- ロケーション
- 千松
- 卒業歌
- 鶇
- ひと夜
- 二重橋
- 九合五勺の酒
- 鷹
- 赤柿村奇譚
- 私の俳句
- 暮から春へ
- いちじゆく
- 花衣
- 初夏四題
- 夏の句
- ねむの花
- 雪の日――二・二六事件の日の思ひ出――
- 歌蛙
- 美容体操
- 猿智慧
- 柊の花
- 太宰治氏のこと
- 花籠
- 石鹼玉
- ちくおんき
- 冬隣り
- おもちやの象
- 狂言
- 接吻
- 鴉
- 椿の花
- 蜉蝣
跋 山本健吉