旅に溺れる 佐々木幹郎

f:id:bookface:20180304224312j:plain

 2010年5月、岩波書店から刊行された佐々木幹郎のエッセイ集。カバー写真はネパール・ローマンタンの寺院の扉(13世紀)。写真は著者。

目次

  • 祝う詞について 
  • 雪の夜に、うち離して 山形県鶴岡市黒川能・王祇祭」
  • ある日、一日、狐になって 新潟県阿賀町「狐の嫁入り行列」
  • 飛沫論
  • 女性がしきる赤岡、絵金の町 高知県赤岡町「絵金祭りと絵金歌舞伎」
  • 伝統と創作と情熱と活力と 沖縄県琉球國祭り太鼓」
  • 旅に溺れる
  • 町の人みんなが芸術家 富山県福岡町「つくりもん祭」
  • 雪球を当てる楽しみ、当てられる悔しさ 北海道壮瞥町昭和新山国際雪合戦」
  • ツリーハウスという迷路
  • 葛城の神々の幻――「葛城みち」を歩く
  • 黄から縁までの変化――わたしと薩摩焼

  • 東シナ海カステラ異聞
  • 破れかぶれと憂愁と――竹久夢二「青山河」
  • 観音菩薩偏愛
  • 大嵐の日、カトマンズで――山本真弓『牡牛と信号――〈物語〉としてのネパール』について
  • 生者と死者をめぐる対話――墓を作る文化と無墓文化と
  • 地の果ての都ローマンタンの手触り
  • 死が降りてくるとき――チベットの『死者の書』をめぐって
  • 風の国、砂の国、川の国
  • わたしの好きな世界の美術館
  • 海上孫悟空
  • 震災という文化――いかにやわらかく、壊れるか
  • 不滅あるいは囲むということ――「モンゴルの草原で
  • 詩の国への旅

  • うどんの作り方から学ぶ文章の「引き算」
  • 17ccの血
  • この世の夢
  • お寺にもっとも近い人々
  • オトンとオヤジと
  • 夕まけて耳にどよめく

一本の桜の木 あとがきにかえて


書評等
PEPERONIの記憶の本棚

NDLで検索
Amazonで検索