1985年5月、思潮社から刊行された鈴木ユリイカの第2詩集。装画は大崎安子。第1回現代詩ラ・メール新人賞受賞作品。ラ・メール選書1。栞は谷川俊太郎による「33の質問」。
目次
Ⅰ
- 生きている月
- 嘆きの木の歌
- 音楽
- 顔
- 鐘が鳴り終ったら……
- キューブ・美しい男の肖像のための四つの詩
- MOBILE・愛
- 冬の胎児
Ⅱ
- 氷河時代
- 子どもに贈る
- 木に触わる盲目の男の歌
- 思い煩うな
Ⅲ
- きのう 霧の中で
- 文明の底で
- 冬の生活
- 新しい世界
- 仕立屋
- 水仙――あるいは女の百年
- 歌
- 冬 あるいは死
- おそらく 地上は時の流れのほとりに
- あれはどんな流れだったのか
Ⅳ
- いるかいるか
- いい匂いのする棺のための歌
- 部屋
- おひなさまのかたな
- 風のない風車
- わたし
- ズボンをはいた男
- ある理性に
あなたに