1960年4月、薔薇科社から刊行された秋元潔(1937~2008)の第1詩集。
この貧しい詩集の出版を気に懸けて下さった、平野威馬雄さん、長島三芳さん、薔薇科の青木ひろたかさんにこころから感謝します。
これらの作品は、一九五三年から一九五九年までのもので、大半は逗子開成高校卒業前后に書いたもの。先ずは、ぼくを育くんで呉れた詩よ、さようなら............。
(「あとがき」より)
目次
- ある者の、ある詩集の あらわれを かこんだ一つの詩 平野 威馬雄
- せんちめんと
- 糸について
- 恋
- 少年
- 羊について
- 祈りの歌
- バラード
- 風の季節
- 石
- 手
- 訣れ
- うた
- 雪の日
- 春のわかれ
- 少年
- 少女に
- 小譚詩
- 優しくて
- ひとりの少女のための物語
- ぼくの死
- 或る記憶
- とおい日のうた
- 喪失以前
- 霧の日
- 晩夏
- 未来
- はる…
- ジャックの恋
- MEMO<IRE
- とおい夏の日の歌
- 花家族
- 花と少 年
- 歌
- 旅のえぴぐらむ
- 小鳥のふるさと
- いたづら
- おれのギター
- ないないもののうた
- 弱年
- ぼくのこころ
- 虹の日
- 夏
- 渇き
- 悲しみのエルサレム
- 祈りの歌
あとがき